日本南部にXバンドレーダーを配備
military.comによれば、日本政府と米政府はXバンドレーダーを日本に配備する取り決めを行いました。
レオン・パネッタ国防長官(Defense secretary Leon Panetta)は、2番目のXバンドレーダーはアジアの弾道ミサイル早期警戒能力を向上させると言いました。「この目的は日本を防衛する我々の能力を強化することです」「これは前進防衛をする米軍を支援し、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威から米本土を守るためにも効果的です」。
アメリカ人のチームが、沖縄以外の日本南部にレーダー基地を探すために到着しました。アメリカはXバンドレーダーを本州の北部に置いています。匿名の米国防当局者は、レーダー網の強化は増加する北朝鮮の弾道ミサイル兵器に対処することを狙っていると言いました。アメリカは中国の対艦弾道ミサイルの発達も懸念していますが、当局者はレーダーの設置は中国を狙ってはいないと言いました。
オスプレイの安全に関する日米委員会の交渉は最終段階にあると、日本の森本敏防衛大臣は言いました。その飛行任務は日本政府が航空機が沖縄県民に危険をもたらさないと決定するまで承認されません。パネッタ国防長官はオスプレイがすぐに飛行任務を行えるようになると言いました。「我々は明確な発表をすぐにできると信じます」。
今年4月に北朝鮮が東倉洞に完成させたロケット基地から初めての打ち上げを行った時、アメリカのイージス艦も弾道をとらえるのに失敗しました。唯一、韓国軍だけが成功したのです。今後、再び北朝鮮がロケットを打ち上げた際に、対応できるようにレーダーを配備するというのが第一の目的でしょう。それをペンタゴン式に言い換えると、北朝鮮の弾道ミサイルの脅威に備えるということになるのであり、アメリカがテポドン2号で攻撃されることを恐れているとは思えません。まだ、まともに飛んでいないロケットと完成しているかどうか不明な核兵器を恐れる必要はないからです。しかし、米軍は目の前の脅威に備えるだけでなく、常に少し先の脅威に備えるように準備しているものです。ベトナムに共産勢力が手を伸ばしていると判断すると、すぐに太平洋地域の海兵隊をジャングル戦対応にして、現地の言語を話す者を要請し始めました。
中国を相手としていないという主張は嘘だといえます。このレーダーは当然、中国軍のロケットも探知できるのです。その辺はぼかして、曖昧にしておきたいということでしょう。
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