アレッポ空港付近で戦闘が発生
BBCによれば、シリアのアレッポ国際空港付近で激戦が起きています。
国営ニュース局Sanaは、政府軍が空港を狙った作戦に対処中で、未確認の報告は空港が一時的に閉鎖されていると言いました。ダマスカス郊外では自由シリア軍に対して空爆が行われました。
自由シリア軍と政府軍は去年7月にアレッポを巡って衝突を続けてきました。Sanaの報道では、政府軍は空港を囲む地域を掃討しました。反政府軍は政府軍が街に近づくのを制限するために空港を目標としています。
ある空港当局者はAFPに、ごく短い間、滑走路が閉鎖されたと言いました。「反政府派武装勢力は民間機を狙い続けています。それは人道的な危機を引き起こしかねません」。人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」土曜日に離陸する民間機に爆発が当たったと言いましたが、詳細は分かりません。
ダマスカス南西部のダラヤ(Daraya・kmzファイルはこちら)の反政府軍の目標を政府軍のジェット機が攻撃しました。ダマスカス東部でも空爆が報告されました。ホムス(Homs)全域でも砲撃が行われました。
記事は一部を紹介しました。
反政府派はまだアレッポ空港を確保できずにいるようです。占領するまでもなく、周辺を封鎖したりして、機能を停止させるだけで、政府軍が利用できなくなるという
ダラヤでは以前から激戦となっていますが、ここが陥落するようなら、メッツェ軍用空港も陥落し、政府軍は大統領宮殿付近へ追い詰められていくことになります。
ホムス全域で空爆があったということは、反政府派がホムスに入って戦闘をしているということです。先日、ここから反政府派が撃退されたという報道がありましたから、ホムスへの攻勢が始まったと考えてよさそうです。先日の段階では、どういう意図で起こった戦闘か分かりませんでしたが、ホムスから政府軍を追い出すための戦いが始まったと考えてよいでしょう。これは予想よりも早いと言えます。
最終的段階の戦いが始まったと言えそうです。
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