アサド大統領の妻が妊娠?

2013.1.29


 ワシントン・ポスト紙によれば、シリアのアサド大統領の妻が妊娠しました。

 ベイルートのアル・アクバー紙(al-Akhbar)のインタビューの中で、アサド大統領は妻が妊娠していることを明らかにしました。

 37歳でイギリス生まれ、3人の母親であるアズマ・アル・アサド(Asma al-Assad)は2011年2月のヴォーグ誌で、そのファッションを好意的に取り上げられました。すぐ後に、地位乱用における彼女の役割について、欧州連合は厳格な経済制裁を科しました。

 過去の噂では、アサドの妻が6月に妊娠したとされていました。ヨルダンのニュースサイトは11月に、彼女が5ヶ月目であると報じました。いずれかが真実なら彼女は3月に出産することになります。


 記事は一部を紹介しました。

 戦況へ影響は与えないものの、このニュースには驚きました。内乱の最中、それも政府軍が劣勢の中で、妻が妊娠することを許しているとは、状況が分かっていないとしか言えません。

 出産予定の3月には、反政府派はさらに前進して、首都を脅かしているはずです。下手すると決着が着いている可能性もあります。私がアサド大統領の立場なら、すぐに妻を国外に搬送し、中立を保ってくれる国に送り出します。

 アサド大統領が状況を理解する能力がないとか、周囲が真実を告げていない可能性を考えずにはいられません。


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