アルバニアも化学兵器受け入れを拒否

2013.11.16


 BBCによれば、アルバニアは自国領土内でシリアの化学兵器を廃棄することを認めません。

 アルバニアのエディ・ラーマ首相(Edi Rama)は、首都ティラナなどの都市での抗議活動に対応していました。バルカン諸国は最近、保有する化学兵器を破壊し、アメリカはシリアの化学兵器を分解するよう要請していました。ラーマ首相はテレビ演説で「この活動に参加するのはアルバニアには不可能です」。

 ティラナの米大使館は声明で、アルバニア政府の決定を尊重し、アメリカは同盟国と化学兵器禁止機関と国連と共に、シリアの化学兵器計画の殲滅を確実化するために働き続けると付け加えました。

 化学兵器禁止機関の主要会議はアルバニアの決定を待って数時間中断しました。金曜日は詳細な計画を受け入れる最終期限でした。ハーグの41人が出席した評議会の後で、化学兵器禁止機関は2014年2月5日までにシリアの化学兵器を国外へ移動し、2014年6月30日までに化学物質を破壊する計画を承認しました。科学物質の移動先は声明では書かれませんでした。しかし、フランスとベルギーは1,000トンの化学兵器を破壊する代替地として指名されました。

 ノルウェーは、化学兵器を乗せ、破壊する場所へ運ぶために、民間輸送船と海軍艦船をシリアの港に派遣すると約束しました。ノルウェーは専門知識がないために、自国領土で化学兵器を破壊することができないと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 また受け入れが拒否されました。 ノルウェーは受け入れ拒否の穴埋めのために船を出すと言ってくれました。フランス、ベルギーが受け入れないと、廃棄計画は頓挫しかねません。多分、ここらで話が落ち着くような気がします。

 こんな風に、戦争を始める準備はどの国もしていますが、後始末については考えておらず、他国の内戦の処理でも円滑には進まないという問題が浮上してきました。戦争を止めさせるための国際的活動に軍が参加するという、新しい分野が確立されるべき時期に来ているのです。自衛隊が活躍する場として、これ以上に相応しい場所はないと思われます。化学兵器の処理の受け入れについて、日本も対応能力を持つよう検討すべきです。


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