反政府派がアレッポ国際空港を占領

2013.2.16


 alarabiya.netによれば、シリアの反政府派は、金曜日にアレッポの空軍基地を占領しました。

 アル・ヌスラ戦線(the Islamist Al-Nusra Front)とムジャヘディン大隊(the Muhajireen battalion)は、アレッポ国際空港の東にあるシフェア(Sfeira)の基地を占領し、膨大な弾薬を入手したと人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」は言いました。

 アレッポ国際空港の周辺、ナイラブ空軍基地(Nayrab)と別の軍施設の周辺でも断続的な衝突が起こりました。「金曜日の朝に、政府軍はアレッポ国際空港とナイラブ空軍基地の周辺地域に砲撃し、反政府軍は手製のロケット弾をナイラブに対して用いました」と団体の代表、ラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は言いました。

 「政府軍は第80旅団の基地を取り戻すための大規模な作戦の準備をしています」。両者に150人の死者を出した後で、反政府派は水曜日に基地を占領しました。政府軍はナイラブの支配を取り戻し、アレッポ国際空港の滑走路と破壊しようとしています。


 これで政府軍がアレッポ国際空港を取り戻せないようなら、その劣勢は一層明白になります。滑走路を使用不能にすれば、反政府派の足を引っ張ることはできますが、象徴的な場所を奪われたことでの威信の失墜は免れません。政府軍の劣勢は国際的にも疑いようがなくなるのです。

 しかし、自由シリア軍ではなく、イスラム過激派が主体となって空港を占領しているという事実は、極めて懸念すべき問題です。最近、大きな戦果をあげるのはいつもイスラム過激派組織です。自由シリア軍の動きはどうなっているのかが気になります。政府軍を打倒した後に、もう一戦必要と考えておかなければなりません。


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