ツァルナエフ兄弟の逃走経緯

2013.4.23


 CNNがボストン爆弾事件の犯人が逮捕される経緯を報じました。

 木曜日、FBIは兄弟の写真とビデオ映像を公表し、メディアはそれを大々的に放送します。

 真夜中直前、男性はケンブリッジの道路上で自分の車の中に座っていると、男が助手席側の窓を叩きます。

 男性は窓を降ろすと、男は車の中に入り、武器を突きつけて「ボストン爆弾事件について聞いたか?…犯人は俺だ」と言います。彼は運転手に銃に弾が入っているのを見せます。

 次の車を手に入れる別の場所に行くために犠牲者に運転させる前、「俺は本気だ」と男は言います。

 武装した男は運転手のキーをとって運転席に座り、誘拐された男性は助手席へ移動します。二番目の男が後部席へ入り、運転手と外国語で話し始めます。

 彼らは運転をはじめ、銃を持った男が金を要求します。彼は45ドルを渡されましたが、さらにATMカードとパスワードを要求します。彼らはガソリンスタンドへ行く前に金を手に入れようとしてATMへ行き、そこで捕まった男性は逃げます。

 その後、警察は盗まれた車を街の郊外のウォータータウンで見つけ、追跡します。法執行を避けようとして、ツァルナエフ(Tsarnaev)兄弟は小さな爆弾2個を車外へ投げます。撃ち合いが起こり、タメルラン(Tamerlan)は重傷を負い、現場に残され、弟は脱出します。

 警察は後で乗り捨てられた車を発見し、車内には「損傷のない低レベルの爆発物」がありました。連邦捜査官は銃撃戦の現場から、さらに爆弾2個を回収します。爆弾はマラソン大会爆破に使われたものに似ています。1個は同じブランドの圧力釜が使われています。

 金曜日の夕方、警察はウォータータウンのカバーがかけられたボートの中に個人がいることを知ります。銃撃戦の後、警察は男を逮捕して、持ち物を調べます。彼は大学の学生証、クレジットカード、彼がジョハル・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev)であることを示す別の身分証を持っていました。

 頭、首、足、手に負傷していたため、彼は病院へ運ばれます。

 土曜日、警察はジョハル・ツァルナエフの寮の部屋を捜索し、「大量の花火」、マラソン大会での爆発の前に着ていると分かったものに似た黒いジャケット、白い帽子を回収します。


 記事は一部を紹介しました。

 ようやく逮捕の経緯の概要が分かったわけですが、あまりにも馬鹿馬鹿しく、呆れてしまいました。

 JNNによると、捕まった運転手は兄弟が「ニューヨークに向かう計画だ」と話したということですが、ボストンからニューヨークまでは300kmあり、果たして辿り着けたかどうかは分かりません。あるいは緊張状態に置かれた運転手が別の言葉を聞き違えた可能性もあるので、この話の評価はまだ下すべきではないと思います。

 しかし、現金やATMカードを奪うような足のつきそうな行動は、彼らの無計画、無軌道ぶりを示しています。ATMで金を下ろせば、すぐに場所が特定されます。到底、周到なテロリストとはいえない行動です。こんな若造をテロ容疑者として大騒ぎするのは不適切です。


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