フィリピン兵士が誘拐された理由
BBCによれば、フィリピンはゴラン高原の国連平和維持軍活動から撤退することを考えています。
同国のアルバート・デル・ロサリオ外務大臣(the foreign minister Albert del Rosario)は、兵士たちが人間の盾として使われ、平和維持軍のリスクは許容限度を超えたと言いました。「我々の維持軍隊員を誘拐した人たちは実際には包囲されていて、彼らは我が国民を自分たちを、彼らが陥ったと気づいた状況の外に置くために利用しています。我々の手には負えません」。
記事は一部を紹介しました。大半はフィリピンがゴラン高原から手を引くことに関する内容ですが、興味があるのはロサリオ外相の発言です。
先日、ヤルモク殉教団が平和維持軍を誘拐した理由が分からないと書きましたが、ロサリオ外相はそれに完璧な答えをくれました。自分たちへの攻撃を防ぐために国連軍を利用するとは考えたものです。不法な行為ですが、効果はあります。
疑問は持ってみるものです。その視点で考えれば答えが見つかることもあります。
ゴラン高原の活動は修正を余儀なくされます。フィリピンが撤退すると、隊員数が減り、活動が困難になること。こうした誘拐事件を防ぐために、大勢で行動し、必要なら武力攻撃も行うことが考えられます。
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