シリア難民が150万人を越える

2013.5.18


 BBCによれば、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、シリア内戦で150万人以上が難民になったと言いました。

 UNHCRによれば、ヨルダンとレバノンに逃げた多くはまだ登録されておらず、それは総数がもっと多いことを示唆します。シリアの状況は、過去4ヶ月間の間に劇的に悪化しました。80,000人がアサド大統領に対する反乱で殺され、約425万人が国内難民となっています、

 UNHCRは、今年だけで100万人の難民を登録しており、必要と利用できる資源の間にある広がりつつあるギャップは、大きくなりつつある問題だと言います。来月上旬、UNHCRとNGOはシリア危機に対する「修正された資金提供の訴え」をすることになっています。

 先月、ユニセフは、資金が間に合わなければ、ヨルダンのザタリ難民キャンプでの救命支援を縮小しなければならないだろうと言いました。


 記事は一部を紹介しました。ロシアの武器取引に関する部分は省きました。

 ある程度は予想していましたが、それ以上に早く、150万人を越えたと思いました。実態は難民200万人と考えるべきかも知れません。一刻も早く、シリア内戦は終わらせるべき時期に来ています。

 その点で、ロシアのミサイル売却が記事に取り上げられたのでしょうが、それだけが問題でもなく、シリア軍に現在どれだけの兵士と武器弾薬があるのかを考えたいと思います。

 ロシアには何らかの取引を提示すべきでしょう。体制崩壊後のビジネス権なりを与えることで、ミサイル提供を思い止まらせるのです。協力しない場合、そうした権益は他の国に行くとほのめかせば乗ってくるかも知れません。戦争後の特需は儲かるということは、広く信じられています。

 一気にたたみかけるべき時期です。アメリカがどういう判断をするかに注目します。


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