シリア外務大臣が和平会議に参加を表明

2013.5.27

 alarabiya.netによれば、シリア外務大臣は日曜日に、シリア政府がジュネーブでの和平会議に参加し、シリア内戦の政治的解決の好機だと言いました。

 ワリド・ムアレン外務大臣(Walid Muallem)は、突然のイラク訪問で、イラクのホシャール・ジバリ外務大臣(Hoshyar Zebari)とヌーリ・アル・マリキ首相(Nuri al-Maliki)と話したと、バグダッドの記者会見で言いました。「シリアは原則的に6月にジュネーブで行われる国際会議に参加します」「我々は会議がシリア危機を解決する好機だと考えます」と彼は言いました。

 ムアレン大臣の訪問は、アサド大統領に対する反乱を戦うために武装勢力によって利用されているという懸念の中、西部の砂漠地域の治安を向上させるために、イラクが土曜日に攻勢を開始した直後に行われました。


 記事は一部を紹介しました。

 若干心配はあるものの、シリア政府から公式な見解が出されたので、和平会議は開催できそうだということが分かりました。

 しかし、イラクは以前からシリアに向かうイラン航空機を黙認していることが知られており、今回の訪問の目的も、何らかの協力事項を確認しに行ったのではないかとも思えます。

 勝敗が明確でない場合の和平会議は、単なる時間稼ぎに利用されるもので、その有効性は疑問です。しかし、シリア政府内に悲観論が強まっていれば、あっさりと政権委譲を認めることになるかもしれません。その辺に注意してこの和平会議を見ていく必要があります。


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