ヨルダンのF-16はシリア国内で活動せず

　military.comによると、米政権は、シリア内戦が隣国に及ぶなら、ヨルダンで演習中の約１ダースの米軍ジェット機には対応する準備ができていると言いました。

　総数約千人をヨルダンに持ってきた米軍の誇示は、内戦を国内だけに制限せよとのシリアへのシグナルです。米当局者は、それはアメリカのヨルダンとの防衛関係を示し、この地域に強力なプレゼンスを維持しようとすることを示すと言いました。

　当局者はF-16戦闘機をヨルダンに起き続けるという決定は、シリアの一部に飛行禁止区域を設定するの最初のステップではなく、シリアへの軍事活動のための駐留の始まりと解釈されてはならないと言いました。当局者は権限がないため匿名で話しました。

　F-16戦闘機、パトリオットミサイル部隊、約700人の兵士は、今週終わる国際的な軍事演習を越えてヨルダンに駐留します。この決定はヨルダンの米軍兵数を、同じ時期に比べて約250人を追加します。ヨルダンはアメリカに一部の兵員と装備を残すように要請しました。

　チャック・ヘーゲル国防大臣（Defense Secretary Chuck Hagel）は、先週、米空軍にヨルダン出国を承認しまし、軍当局者は米軍の任務が数週間、数ヶ月になるかを正確に区分けする作業をしています。オバマ大統領は金曜日に、議会指導者への書簡の中で「派遣は、ヨルダン政府との完全な調整に基づき、治安状況がもはやそれを必要としないようになるまで続きます」と言いました。

　記事は一部を紹介しました。

　米政府が「ヨルダン防衛に限る」と言っても、シリアにすれば、状況によって、米軍機がシリア国内に飛来して爆弾を落とす可能性があると考えざるを得ません。それを念頭に置いて行動しなければならないと考えます。これが「圧力」の力です。

　米空軍パイロットたちはヨルダン国内で飛行訓練を行うだけでなく、シリア情勢についてブリーフィングを受け、攻撃を行う場合の対応も検討します。

　実際には、友人戦闘機ではなく、ステルス無人攻撃機による爆撃の方が可能性が高いと思われます。有人機の場合、人員の損害が問題になります。万一、パイロットが捕虜になると、シリア政府によって宣伝に活用され、米国内の世論に影響を与えかねません。

　武器や偵察情報の提供により、反政府派がシリア軍を妥当できるかどうかが、空軍力を使うことになるかを分けるでしょう。最終段階での米空軍の参加はあるかも知れません。