シリア軍が反政府派女性活動家を虐待
military.comによれば、人権団体「 the Syrian Observatory for Human Rights」は月曜日に、シリア軍が反政府軍とホムス(Homs・kmzファイルはこちら)とハマ(Hama・kmzファイルはこちら)で衝突したと言いました。
ハマ州のタファウィ村(Tarfawi・kmzファイルはこちら)に砲撃があり、女性1人と子供6人を含む、少なくとも11人が殺されました。
また、同じ日、人権団体は政府軍とアラウィ派から選抜された戦闘員が女性の反政府活動家を独断で拘束し、彼女たちを虐待し、拷問したと言いました。人権団体「Human Rights Watch」は報告書の中で、活動家は拘留されたシリア人女性10人と面談ししたと言いました。10人中8人が反政府活動家だったために拘留されました。全員が拘束中に、治安部隊とシャヒバ(shabiha)と呼ばれるアラウィ派の民兵に虐待されました。虐待は電気ショック、無理な姿勢を長時間とらせる、金属棒とワイヤー、警棒での殴打を含みました。多くの場合で、女性たちは拷問と性的虐待も受けました。8人の女性は検問所や自宅への急襲で治安部隊に拘束されました。彼女たちは。2012年2月から2013年4月まで、最大14ヶ月間拘束されました。人権団体は27ヶ月の内戦で両者の虐待を記録してきました。同グループは反政府軍が政府軍に協力する支持者や親族を拘束したり、虐待したという情報は受けていないと言いました。
記事は一部を紹介しました。
ホムスとハマでの戦闘は、前にも書いたように、自然な流れです。アレッポを攻撃するという報道がありましたが、軍事常識から言って、これは無理筋でした。結局、その通りになり、ホムスやハマで戦闘になったのです。これでようやく納得がいきました。
そして、この段階でホムスやハマで反政府軍が簡単に負けるようなら、情勢は危険です。支援国からの武器が届いているかを判断する材料にもなります。この戦いには注目に値します。
タファウィ村はとりあえずは、放置してよい位置にある村ですが、多分、反政府派の活動がある場所なのでしょう。
政府軍による女性への虐待が行われていることが明らかになりました。反政府派には男性は処刑している一派がありますが、女性の人権を尊重していることが分かったことは救いです。
こうした武力紛争における虐待は、今後、国連でも大きな議題となっていきます。日本軍による従軍慰安婦の問題も、政府が人権を尊重して、しっかりと対処していかないと、再び悪しき注目を浴びてしまうことになります。橋下徹大阪市長の発言は、前に書いたとおり、論外です。単なる、日本国内だけの問題では済まないことを覚悟すべきです。
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