アルカイダがシリアの化学兵器に手を伸ばす？

　BBCによれば、英議会の調査委員会はアルカイダがシリアの化学兵器へのアクセスを可能にするかもしれないと警告しました。

　情報・安全保障委員会の年次報告は、スパイチーフが最も懸念される新しいテロリストの脅威を懸念していると言いました。また、シリアで化学兵器が大量に備蓄されていることに疑いはないと、同委員会は言いました。そして、アルカイダと個人の聖戦戦士の両方が脅威だと付け加えました。「西欧の目標を含んだ外部への攻撃計画を進めるために、過激分子が自由な環境を利用する危険がシリアにあります」と年次報告は言いました。

　情報機関と統合テロリズム分析センター（the Joint Terrorism Analysis Centre）から証言を聞いた後で、委員会は、シリアの武器備蓄が危険にさらされるかも知れないという証言者の深刻な懸念を強調しました。報告書は貯蔵物の評価は大きく変わると報告書は言いますが、それにはサリン、リシン、マスタードガスとVXが含まれ、委員会はこれを「これまでに製造された最も致命的な神経ガス」と表現しました。「シリアやこの地域のどこかで、シリアの化学兵器貯蔵物の一部がテロリズムにつながる者たちに渡る大きな危険があるとしなければなりません」と委員会は結論しました。「これが起きれば、結果は壊滅的です」「イギリスとヨーロッパからを含んだ、大勢の急進派の個人がシリアに惹きつけられています」「彼らは帰国したときに、もたらす脅威を大きく増やしかねない専門知識と経験を得かねません」。

　報告は、2010年にロンドンの東部選挙区で労働党議員スティーブン・ティムズを（Stephen Timms）を刺した襲撃者のような、単独犯による進行中の攻撃の脅威があると言いました。その性格上、単独犯は情報当局が探知するのが非常に難しいと、報告は付け加えました。

　記事は一部を紹介しました。

　興味を持って読み始めましたが、大した内容ではありませんでした。この種の報告は毎度のことです。

　起こり得るテロ活動を、事前に報告しておいたということです。その際に、身近な事例を取り上げるのも常のことで、議員の暗殺未遂事件に言及したということです。こうやって、読む者たちを少し脅かしておくわけです。

　具体的にアルカイダがシリアの化学兵器に接近した事例の説明はありません。内容は、我々でも想像できる範疇にあります。