シリア東部の街でクルド人が過激派を追放
alarabiya.netによると、クルド人戦士がイスラム過激派を、トルコ国境に近いラス・アル・アイン(Ras al-Ain・kmzファイルはこちら)から追い出したと、水曜日に人権団体は言いました。
クルド人戦士は24時間の戦闘の後で、ラス・アル・アインを支配しました。イスラム過激派グループは、国境検問所を含めた街全体から追い出されたと、人権団体のラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は言いました。クルド人とアル・ヌスラ戦線(Al-Nusra Front)、イラクとレバントのイスラム国家(the Islamic State of Iraq and the Levant)などとは、以前に衝突が報告されていました。
ラス・アル・アインには多くのクルド人が住んでおり、トルコに近いことから戦略的に重要です。クルド人戦士は、シリア政府や反政府派がこの地域を支配しないように努めています。クルド人戦士とイスラム過激派の衝突は、アル・ヌスラ戦線がクルド人女性戦士の車列を攻撃した後で起こりました。戦いが起きてから、過激派9人とクルド人戦士2人が殺されました。ラス・アル・アインの活動家は、過激派たちが先週始まったラマダン(断食の月)を利用したと言いました。
「IHS Jane's Terrorism and Insurgency Centre」のアナリスト、チャールズ・リスター(Charles Lister)は、クルド人戦士とイスラム過激派の間の緊張が数ヶ月間復活し、停戦の間も継続したと指摘しました。他の戦闘員たとは、クルド人はシリアやイスラムの利益ではなく、クルドの利益にしか興味がないとみていると、彼は言いました。
さらに、ライフスタイル、外観、文化におけるリベラルの価値観がクルド人をイスラム主義者の嘲笑の典型的な標的にします。
首都北部で、政府軍は戦闘も起きているバルゼ(Barzeh)の反政府派地域への砲撃作戦を再開しました。
首都南西部のメッツェ地区(Mazzeh)への迫撃砲攻撃で、子供1人が殺され、5人(内3人が子供)が負傷しました。
反政府派はダマスカス中心部を占領できていませんが、基地の近くから首都近隣を定期的に狙っており、政府軍はそこから彼らを追い払おうとしています。
ホムス(Homs)での政府軍の攻勢は18日目を迎えました。政府軍はバブ・フッド(Bab Hud)の反政府派の支配地域に突入する新しい試みを始めました。それは一年以上にわたり政府軍の堅い包囲の下にあった街の他の地区と同様だと、市内にいる活動家は、インターネット経由で言いました。
去年、私がうまく行かないと評したラス・アル・アインはやはり停戦が崩壊しました。ここは今後も状況は変わらないでしょうが、反政府派が自由シリア軍なら、クルド人の反応が変わるのかは興味があります。
ダマスカスのバルゼとメッツェで戦闘が続いていることが確認されたのは大きいですね。最近、首都での反政府派の活動が確認できておらず、反政府軍が後退している可能性を考えていました。
ホムスはまだ持ちこたえています。しかし、バブ・フッドか最後の拠点なら状況は最悪です。戦況の情報は常に中途半端です。この状況は最後まで改善されないでしょう。
今日入った情報から、今後の展開を少しだけ占えそうです。
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