反政府派の新指導者は武器提供を最優先へ

2013.7.21

 alarabiya.netによれば、新しい反政府派「国家評議会」の指導者、アフマド・アッジー・ジャルバ(Ahmad Assi Jarba)は土曜日に、反政府軍のために武器を確保することを最優先すると言いました。

 木曜日に、ジャルバ氏は、来週フランスでフランソア・オランド大統領(President Francois Hollande)と会う前に、ルマン・ビン・アブドゥル・アジズ皇太子(Crown Prince Salman bin Abdul Aziz)と面会した後でサウジアラビアで会談しました。

 「私の最も優先事項は、自由シリア軍の戦闘員にできるだけ早く武器を確保することです」とサウジの新聞「Asharq Al-Awsat」は彼の言葉を報じました。「我々はシリア国民に対する殲滅戦争を始めたギャングに直面しており、武器は彼らと対決し、大虐殺を止めさせる唯一の手段です」とジャルバ氏は言いました。「私は国民への支援を確保するために働く計画も持っています」と、7月6日に選挙で選ばれた新しい指導者は言いました。

 ジャバル氏は古株の非宗教の反体制派で、繰り返し欧州連合に反政府軍への武器提供を訴えるサウジアラビアに近いとみられています。彼は以前に、反政府派に武器を渡せばイスラム過激派に武器が渡るという西欧諸国の懐疑論の中、反政府軍に武器を与えることを担当していました。

 ジャバル氏は反政府派の支援は、権力の委譲を平和的に行いながら、革命の目標をすべて達成する政治的解決だと言いました。アサド大統領やその他の政権内の人物を権力の座に残す和解は何であれ、完全に受け入れられないと、彼は言いました。


 明日も記事を更新する予定ですが、成り行きによっては無理かもしれないので、本日更新を行います。

 記事は一部を紹介しました。

 当面の反政府派の目標は、武器をかき集めることです。そして、パッチワークのような戦域を、北部から南部へ向けてつぶしていかなければなりません。治安が確保された場所へは民生用補給物資を送り、住民の生活を支援していきます。アレッポ州くらいまでを、完全に反政府派の領域にして、ホムスまでを競合地域にするのがよいでしょう。

 小銃だけでなく、大口径の迫撃砲、対戦車兵器など、簡単に自由シリア軍を支援する火器が反政府軍に必要です。

 さらに、やはり必要なのは、NATO軍がシリア軍の重火器を空爆やミサイルによる攻撃で破壊することです。特に、榴弾砲、ロケット砲、戦車、戦闘機は重点的に攻撃し、数を減らすことで、総体的な戦力差を減らさなければなりません。この場合、隣国の空軍基地を使うと、シリアがその国を攻撃目標にする口実を与えるので、地中海上から空母を使って行うことになるでしょう。無人攻撃機は、この攻撃の中心的役割を果たすでしょう。この場合の問題は、リビア革命で明らかになったように、費用が高額になることです。

 これが秋くらいから始まるのかという気配が醸し出されつつあるように、私は感じています。


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