シリア軍がホムスをほぼ制圧か?

2013.7.29

 BBCによれば、シリア軍がホムス(Homs)の反政府派が支配していたカリディヤ近郊(Khalidiya)のほとんどを占領しました。

 シリア軍は土曜日に攻勢を開始しました。カリディヤはシリア内戦の省庁と見られていて、反政府派は1年以上占領していました。

 テレビ局「al-Mayadeen」は、カリディヤの80%が現在、政府軍の支配下にあると言いました。あるシリア軍将校は「北のセクターだけが残されていて、それは24時間以内に解放されるでしょう」と言いました。映像は大きな損害を受けた建物、瓦礫の山と破壊されたコンクリートを映しました。

 活動家は、ホムスの旧市街といくらかの地区が反政府派の支配のままだと言いました。彼らはレバノン人のヒズボラ戦士が攻勢に参加したと主張しました。ホムスは戦略的に重要な街で、首都ダマスカスと沿岸を結んでいます。


 記事は一部を紹介しました。

 先日から言っているように、ホムスがほぼ陥落したようです。旧市街はホムスの中心部にあるので、ここが包囲されているのなら、外からの増援は無理でしょう。ホムス全体が陥落すると考えて差し支えありません。

 次は、政府軍が北上するのをどう防ぐかです。これに失敗するとアレッポ攻防戦になり、反政府軍が拠点を失うことになりかねません。西欧諸国が反政府派支援をどのように考えているのかが問題です。支援が間に合うのかどうかに、この革命の成否がかかっています。

 あるいは、首都で反政府派が攻勢に出られれば、北上した政府軍が引き返すことになります。いずれにしても、反政府派にとって、かなり切迫した状況です。


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