シリア軍がホムス周辺に攻勢

2013.7.5


 alarabiya.netによると、政府軍が反政府派が支配するホムス周辺を襲撃し、シリア軍の軍用機が木曜日にホムス市を爆撃し、武装勢力と兵士が地上戦を行いました。

 「軍用機がホムスの均衡カルディヤ(Khaldiyeh・kmzファイルhはこちら)に対して2回空襲を行い、カルディヤと旧市街はロケットによる重爆にさらされ、爆発音と爆園を生みました」と、人権団体「the Syrian Observatory for Human Right」は言いました。「郊外のカルディヤで反政府軍と政府軍の間で散発的な戦闘が進行中です」。

 土曜日に、政府軍は反政府派が支配するホムス近郊数カ所を奪還する作戦を開始しました。近郊地域は1年以上の間、政府軍による包囲の目標となってきました。多くの民間人は逃げましたが、残っている人たちに対する懸念が広がっています。火曜日、国連の潘基文事務総長は2,500人以上の民間人が街に閉じ込められていると言いました。潘事務総長は、戦いの当事者が民間人の犠牲を避け、直ちに人道支援のアクセスを認め、閉じ込められている民間人が迫害の恐れがないところへ逃げるために、最大限の努力を行うよう要請しました。

 人権団体は労働大臣がダマスカスのバラムク地区(the Baramkeh district)で、彼の車に仕掛けられた爆弾で負傷したと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 いよいよシリア軍がホムス攻略の準備を始めました。まずは、周辺地域を押さえにかかっています。結果がまだ分からないので、反政府派がどういう対応をしているかは分かりません。

 しかし、ここで反政府軍が劣勢になるようだと、状況はかなり悲観的なものになります。反政府軍の協力国から提供された対空ミサイルで軍用機を撃墜するとか、迫撃砲で敵の接近を阻止するとか、何らかの形になる反撃が行われなければなりません。これらについては、すぐに何らかの情報がもたらされると思います。


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