政府軍がカルディヤ端を占領
alarabiya.netによれば、シリアのホムス市の反政府派が支配する、包囲された地区の60〜70%が損傷を受け、破壊されるか、居住できなくなったと、監視グループは言いました。
人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」の見積もりは、1年以上にわたり包囲されてきた、カルディヤ(Khaldiyeh)と旧市街近郊に対する政府軍の全面攻撃がはじまって9日目に出されました。
日曜日、新しい空襲、戦車の砲撃、ロケット砲が街に打撃を与えたと人権団体は言いました。「カルディヤの60〜70%の建物は完全に破壊されるか、部分的に破壊されるか、居住できなくなったと、団体の理事、ラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は言いました。
ホムス市はシリアで3番目に大きい都市で、数万人の住人は逃げるか、戦っています。「シリアの都市すべてで、ホムス市は最も高いレベルの破壊を被りました。ホムス市の写真は世界大戦が街に打撃を与えたかのようにしています」とアブドル・ラーマンは付け加えました。
日曜日に活動家によってインターネットに投稿されたビデオ映像は、炎と黒煙が穴だらけの焼け落ちたいくつかの建物から立ち上っているのを映しました。ビデオの中のいくつかの建物はかろうじて建っています。「政権が住民を呼び戻しても、帰還するために建ったままの家はわずかです」とアブドル・ラーマンは言いました。
人権団体は、日曜日に政府軍は迫撃砲、ロケット砲、重砲を反政府派の地域に対して使ったと言いました。「特にカルディヤ戦線で、我々は激しい圧力の下にあります。戦闘は激しく、我々は極度に不足している補給品を食べて生きています」と反政府派活動家、アブ・カリド(Abu Khaled)は言いました。「我々は1年以上の包囲のあとで、燃料と医療品のほとんどを使い果たしました」と、彼はAFPにインターネット経由で言いました。政府軍はゆっくりと前進し、ここ数日で、カルディヤの端にあるいくつかの建物を占領し、反政府派の包囲を狭めていると、彼は付け加えました。「ホムスは革命にとても象徴的な価値があり、政権がそれを奪取すれば、それは大勝利になるでしょう」と彼は言いました。ホムス市は中央シリアにあり、すべての州への補給路が通じています。国連によると、2,500〜4,000人が包囲された地域に閉じ込められています。
ダマスカスでは、政府軍の軍用機が東部のジュバル(Jubar)を爆撃し、戦車は北東のカブーン(Qaboon)を攻撃しました。ダマスカス南部のヤルモク・パレスチナ難民キャンプに命中し、反政府軍と政府軍が近くで戦闘を行いました。ダマスカス北部では、政府軍が反政府派が占拠するバーゼ(Barzeh)を襲撃しようとしました。
アレッポ(Aleppo)の政府軍の検問所で爆発がありましたが、犠牲者は不明です。
土曜日だけで、全土で少なくとも69人が殺されました。
記事は一部を紹介しました。
まずい状況になっているようです。政府軍がすでにホムス市に入っています。多分、西端から侵入しているのでしょう。周辺地域はそれに先だって押さえられ、政府軍の拠点として利用されているはずです。こうなると、あとは時間の問題だけということになります。
反政府軍がホムス市外の政府軍拠点へ襲撃をかけると、この前進を止めることができますが、それが可能な状況なのかが分かりません。何もかも情報不足です。
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