ホムス陥落後、シリア軍はさらに進撃するか?
シリア関連の記事数件を簡単に要約します。
alarabiya.netによれば、イギリスはトルコの首都イスタンブールで、シリア人志願者に救助技術を教えています。これはイギリスのシリアへの非致死性援助の一環です。訓練は爆発でできた瓦礫の下に埋もれた人を救う技術を含みます。イギリスはシリア人に機材も提供しています。
alarabiya.netによれば、アラブ連盟とイスラム協力機構は火曜日に共同で、来週のイード・アル・フィトル祭(Eid al-Fitr)の間、停戦を守るように闘争中の両者に訴えました。昨年、イード・アル・フィトル祭中の停戦の試みは失敗しました。
BBCによれば、クルド人政治家イサ・フソ(Isa Huso)がトルコ国境に近いカミシリ(Qamishli・kmzファイルはこちら)で自動車爆弾の攻撃で死亡しました。
彼は、シリアのクルド人グループと反政府派をまとめる最高クルド評議会のメンバーでした。暗殺はクルド人とイスラム過激派の数週間に及ぶ戦闘に続きました。爆弾が爆発した時、彼は自宅を出ていました。あれはクルド評議会の外交委員会のメンバーでした。60歳のフソ氏はクルド人活動家から穏健派とみられていました。彼はアサド政権の下で、人権侵害に抗議する活動のために数回収監されたと伝えられます。
隣人だったマスード・アッコ(Massoud Akko)は「フソはアサド政権の支配がない統一されたシリアの自由の中でクルド人の権利を促進しようとしました」と言いました。「誰が彼を殺したかは分かりませんが、イスラム過激派とみられています。クルド人を狙うのは彼らだけです」と彼は言いました。「the Popular Protection Units(YPG)」として知られるクルド人戦士たちは部隊を招集しました。
BBCによれば、ホムスの陥落は予想されていました。
自由シリア軍指揮官は最近、西欧の外交官に弾薬その他の補給品を手に入れる可能性はないと言いました。支援がなければ、陥落は時間の問題でした。Youtubeに投稿された映像の自由シリア軍兵士は自爆ベルトを身につけていました。弾丸はなく、これが唯一の武器だったと彼らは断言しました。一部のアナリストはすでに、これは武装蜂起の終わりの始まりだと予測しています。西欧の外交官は、シリア政府がダマスカスから、ホムスの北45kmにあるハマ(Hama)まで、あるいはアレッポまでに安全地帯を確立することができると考えています。
昨日、シリア関連の記事を掲載しなかったので、本日まとめて載せました。
シリア軍がホムス陥落後に北上するという観測がすでに出ている点は残念です。しかし、十分に予測できることです。西欧が積極的に介入しない限り、反政府は駆逐されるでしょう。
可能な手段としては、アメリカやフランスが限定的ながら、集中した攻撃を政府軍に行い、シリア軍がホムスから北で活動できないようにする手があります。その間に、反政府派への武器供与により、シリア軍の北上を阻止し、将来的な反撃の余地を作るのです。この方法だと、戦いは来年も続くことになりますが、それしか手がありません。
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