イドリス准将がラタキアを訪問

2013.8.13


 alarabiya.netによれば、自由シリア軍のサリム・イドリス准将(General Selim Idriss)が、アサド大統領の出身地、ラタキア州(Latakia)を訪問しました。

 イドリス大将は日曜日に、ジャバル・アル・アクラッド(Jabal al-Akrad)のカファ・ダルバ地域(Kafr Dalba)にいたと、ラタキアの活動家、オマル・アル・ジェブラウィ(Omar al-Jeblawi)は言いました。

 アマチュアビデオは、田園地方の反政府軍兵士のグループを訪問した時に私服を着ていたことを示しました。ビデオの中で、イドリス大将は、革命の兄弟が沿岸地帯の戦線で達成した重要な成功と勝利の実際を見るためにラタキアに来たと言いました。「我々は(自由シリア軍)中枢が沿岸戦線の指揮官と完全に調整し、つながっていることを、みんなに安心させるためにここに来ました」とイドリス大将は言いました。「我々は沿岸戦線と集中的に活動します」と彼は付け加えました。

 ジェブラウィは、自由シリア軍のトルコ指導部はラタキアの反政府派の戦闘にいくらかの弾薬を補給するものの、十分ではないと言いました。

 イドリスの訪問は、反政府派が沿岸を解放する戦いを開始した1週間後に行われました。

 人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」によれば、彼らはその後進展を見せ、11の主要なアラウィ派の村を占領しました。

 政権がジャバル・アル・アクラッド(Jabal al-Akrad)とジャバル・タークマン(Jabal Turkman)地域の孤立地帯を除いて、沿岸の州の大半を支配している時、反政府派はラタキアで限定的な前進をしています。


 記事は一部を紹介しました。

 これで自由シリア軍中枢も、ラタキア戦線を推し進めることが確認できました。アレッポと同じパターンで、 やろうとしているようです。しかし、成功はまだ一部に限定されいてるようで、幹線道路を完全に確保したという話はありません。

 こうした攻勢が計画的に行われているのなら評価できるのですが、未だにそれは確認されません。これが最終的な勝利につながるのかどうかは疑問です。評価するには、さらに情報が必要です。

 時間がないので、これくらいにします。


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