ソチ五輪のテロ防止に米軍が協力

2014.1.26


 military.comによれば、ロシア政府はソチ・オリンピックでIEDをみつけて、解体する方法についてアメリカに支援を要請しました。

 統合参謀本部議長、マーティン・デンプシー大将(Gen. Martin Dempsey)は、ロシアのヴァレリー・V・ゲラーシモフ大将と安全保障問題について議論している間にこの要請を受けました。

 国防総省公報のジョン・カービー少将(Rear Adm. John Kirby)は、米軍の将官をテロリスト攻撃からオリンピック大会を守るために将官を充てました。事実、2隻の米軍艦がソチ近くの黒海上に配置されました。

 ソチ五輪はチェチェン(Chechnya)とダゲスタン(Dagestan)の民兵に対するロシアの暴力により、テロ攻撃を受ける可能性があります。特に、防衛アナリストは、オリンピックは自爆攻撃と米軍がイラクとアフガニスタンで経験したIED攻撃の脅威があると言います。

 この地域の危機に備え、駆逐艦と小型の揚陸艦と共に、米軍は別の軍事的オプションを用意しています。ドイツのラムスタイン空軍基地(Ramstein Air Base in Germany)にC-17輸送機、シュツットガルトに特殊作戦部隊、スペインからは海兵隊の危機対応部隊がいます。


 記事は一部を紹介しました。

 IED対策について、記事には色々書かれていますが、馬鹿馬鹿しい内容だったので省略しました。

 そもそも、米軍はIED対策に成功していません。当サイトでも、過去に何度もそれを指摘しました。それがロシアにどんな技術提供ができるのでしょう。それも、大会間近になってからです。役に立たない技術の書面をもらったところで、現場が混乱するだけです。

 ソチ五輪はこれまでで最も危険なオリンピックになるかも知れません。テロ攻撃は予測しがたく、何が起きるかは分からないのです。選手団は選手村の外におみやげを買いに行くべきではありません。選手村と会場の間だけ、厳重な警護を受けて移動するだけにすべきです。

 ロシアにとって、米軍の戦闘部隊の手を借りるような状況は好ましくなく、実際に、米軍が介入することは避けるはずです。これはむしろテロ組織への警告のようなものです。ロシアだけでなく、米軍も警戒していることをテロ組織に知らせ、動きを抑えるための情報戦のようなものです。


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