この夏、アフガン軍の死亡率が30%を記録

2014.10.6


 military.comによると、アフガニスタン軍は、米軍主導の国際部隊の支援を受けずにタリバンと最初に戦った、2014年の戦闘シーズンで30%もの高い死亡率を被りました。

 アフガンとアメリカの軍事専門家は、増加した死者よりも大きな懸念は、外国部隊が引き揚げを続ける時、軍隊が民族の境目で避ければ、軍隊が荒廃を全土に解き放つことだと言います。

 外国部隊がすべての戦闘部隊を12月31日までに撤退させると、2001年の米軍侵攻以来、アフガン軍は本当に自軍だけで戦場に立つことになります。アメリカはアフガン軍の訓練と装備に620億ドルを費やしましたが、アフガン軍の専門家は軍が十分な兵数と資材をもっていないと懸念しています。アフガン軍の元国防大臣で現在は大統領顧問を務めるアブドル・ラヒム・ワルダク大将(Gen. Abdul Rahim Wardak)は「彼らは戦っているものの、苦しんでいます」と言いました。

 10,000人の米兵が年末まで、訓練、軍事顧問、支援のために残留することを認める相互安保条約に、アメリカとアフガンが調印した9月30日に懸念は少し和らぎました。NATO軍は約5,000人の兵士を派遣することになっています。米特殊作戦軍も残留し、アルカイダのような過激派を追求します。

 さらに重要なのは、署名がすべてのアフガン兵の給料、弾薬、車両が使う燃料の費用を払うことをアメリカと諸外国に保証させたことです。資金がないと、アフガン軍は数ヶ月間でバラバラです。

 外国の支援が必要な事はこの夏明白でした。アフガン軍は最も必要な時にアメリカの空爆に頼れませんでした。戦闘の増加とIEDに対して脆弱のため、軍の死傷率は30%にのぼったと、ワルダク大将は言いました。これは毎年450人の戦死者が出て、1,800人が死ぬことに相当します。数十億ドルの支援にも関わらず、アフガン軍は攻撃的な空軍力、医療救助能力が僅かなこと、輸送機が不十分なことを含めて、大規模な戦力がないことによって阻まれているとワルダク大将は言います。タリバンを寄せ付けなくすることは、アメリカがより戦力を提供し続けないと非常に難しい仕事となる、と彼は言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 30%の死亡率は最悪です。これは軍が機能しなくなる数字です。さらに、この数倍の負傷者がいるはずですから、半数近くの兵士が活動できない状態のはずです。

 それでも、米軍は地上軍などの投入は避けるでしょう。特殊部隊、訓練要員、無人攻撃機と一部の有人機くらいの投入で対処しようとするでしょう。

 


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