アサド大統領が対イスラム国で国際協力を主張

2014.11.22


 alarabiya.netによれば、シリアのバシャル・アル・アサド大統領(President Bashar al-Assad)は木曜日、イラクとシリアのイスラム国を殲滅するために国際的な協力が必要だと言いました。

 この地域は決定的な時を過ぎようとしていて、結果を決める最も重要な要素は、過激派に対する本物で誠実な国際的な協力があるかどうかだと、アサド大統領は言いました。「イスラム国が率いるテロリストグループは無から生まれましたが、シリアと戦った者たちの誤った攻撃的な政策の結果です」と、シリア国営テレビは彼の言葉を報じました。

 アサド大統領は、バラク・オバマ大統領(President Barack Obama)が過激派に対するシリア大統領との同盟を拒否した翌日にバース党のメンバーに話していました。

 オバマ大統領は土曜日にオーストラリアで、4年間の武力放棄に直面したアサドは国民の大半に対して合法性を失ったと言いました。「我々にとって、イスラム国に対抗するために彼と連携することは、シリアのスンニ派をイスラム国を支援する方向に変え、我々の同盟を弱体化させるだけです」。


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 アサド大統領も、自分に対する敵を減らそうとして必死です。しかし、今さら情勢が変わるわけもありません。それでも、できることは全部やろうということでしょう。

 シリア内戦は早く終結されるべき問題でしたが、それをイスラム国が邪魔した結果となっています。だからといって、シリア政府との連携は考えられません。

 米軍はイスラム国との戦いを最長4年としています。しかし、これはシリア内戦の終結の観点からは絶望的な期間です。もっと早く終わらせないと、シリア国内にいる反政府派の民間人は壊滅するかも知れません。

 去年の夏に空爆を決断していれば、ここまで問題が悪化することはなかったかも知れません。武力の用い方に関する議論には、常に難しい部分があります。

 


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