ペシュ・メルガがキルクークの防衛に成功
alarabiya.netによれば、同盟国の空軍に支援されたイラク軍とクルド人のペシュ・メルガ軍は水曜日、イラク北部のキルクーク(Kirkuk・kmzファイルはこちら)で、イスラム国の大攻勢を撃退しました。
「彼らはキルクークを狙い、石油施設を支配しようとしました」とペシュ・メルガのウェスタ・ラスル少将(Major General Westa Rasul)は言いました。
攻撃は水曜日早朝に、キルクークの西にある3つの村に対して始まり、何時間も続いた戦いを起こさせたとラスル少将と他2人の将校は言いました。イスラム国は1つの村を占領できましたが、空爆に支援されたクルド軍があとで奪還に成功しました。大佐とクルド人政治家の息子を含めた警官1人とペシュ・メルガ兵5人が戦死し、28人が負傷しました。
イラク軍が6月の攻勢の圧力で崩壊した時、イラクのクルド自治地域はイラク政府の希望に反して手に入れたい、論争となっている北部の帯状地域の支配を得ました。しかし、8月にイスラム国は注意を北に向け、クルド軍をクルド地域の首都、アルビル(Arbil・kmzファイルはこちら)の方へ追い返し、米軍の空爆作戦を引き起こさせました。
空爆に支援され、クルド軍はイスラム国から領域を奪還しましたが、イスラム国はキルクーク州の一部とその他の北部地域を保持したままです。イラク軍と同盟する部族民もアンバル州の州都、ラマディ(Ramadi・kmzファイルはこちら)にある知事オフィスをイスラム国の攻撃から守るために戦いました。警察軍のハミド・シャンドーカ大佐(Colonel Hamid Shandukh)は「我々は州施設を防衛し、守っています」と言い、民兵たちは知事オフィスから数百メートル以内にいたと付け加えました。
戦いは兵士と警察がラマディの南から中心部へ延びる地域、アル・ホズ(Al-Hoz)から後退した時に始まったと、シャンドーカ大佐は言い、州施設地域はいまイラク軍と数百人の部族民に守られていると付け加えました。
別の将校、サラ・アラク・アル・アルワニ大佐(Colonel Salah Arrak al-Alwani)もラマディ中心部での戦闘を認め、戦いが9時間続いたと認めました。「アンバル州を失うことは、イラクを失うことを意味します」と州知事アハメド・アル・デュライミ(Ahmed al-Dulaimi)は、9月に迫撃砲弾で負傷した後で回復中のドイツから言いました。「私はまもなくイスラム国と戦うためにアンバルの部族と治安軍と共にあるでしょう」。
記事は一部を紹介しました。
また、イスラム国の攻撃が失敗しました。攻勢を始める勢力は持っているものの、これまでのように狙い通りには勝ちを収められません。
ただ、気になるのは、ラマディで戦闘が起きていることです。ここはバグダッドの西方にあり、バグダッドから80kmくらいしか離れていません。この街はユーフラテス川沿いの幹線道路でシリアへとつながっています。かつて、アルカイダ戦闘員がイラクに侵攻した米軍と戦うために使った進入路であり、現在はイスラム国の主要な補給路となっている場所です。この地域をイスラム国に支配されることは、バグダッドが危うくなるということです。
この成果に満足している訳にはいきません。さらにイスラム国を追い詰める必要があります。
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