エジプト最大の民兵団がイスラム国に参加
alarabiya.netによれば、エジプトで最も活動的な民兵グループ、アンサル・ベイト・アル・マクディス(Ansar Bayt al-Maqdis)が、声明の中でイスラム国に忠誠を誓いました。
アンサルは以前に、イスラム国に啓示と助言を求めると言いました。「神に委ねたあと、我々は、シリアとイラクなどのイスラム教徒のカリフである、誠実なアブ・バクル・アル・バグダッディ首長(Abu Bakr al-Baghdadi)に忠誠を誓うことを決心しました」と声明は言いました。
エジプト治安部隊は、軍が昨年、大衆がムスリム同胞団のモハメッド・ムルシ大統領(President Mohamed Mursi)の統治に抵抗したあとで、彼を倒して以来、大勢の兵士と警察官を殺したイスラム過激派に直面します。
先週、ムルシ追放後、最悪の反政府暴力の一部により、少なくとも治安要員33人を殺したあと、エジプト政府は北シナイの一部に3ヶ月間の非常事態宣言を出しました。
この攻撃で犯行声明は出ていませんが、類似する過去の活動はアンサルが声明を出しました。
記事は一部を紹介しました。
また、イスラム国の勢力拡大のニュースです。彼らがイラクやシリアへ行くのか、エジプト国内で活動するのかは分かりません。しかし、兵力が1,000〜2,000人といわれますから、エジプトで活動した方がよさそうです。
これでエジプトも対イスラム国に消極的ではいられなくなります。アンサルは一層先鋭的になり、過激な行動を取るようになるでしょう。アンサルは2011年に結成され、今年に入ってから、活動を特に活発化させています。
イスラム国の弱点は、広範な地域の人員の寄せ集めだということです。意思の疎通が不確実だったり、素人集団である場合もあります。読み言葉は統一されているアラビア語も、話し言葉は方言が多いとされます。
イスラム国というブランドが通じる時代には、その傘下に入り、虎の威を借る狐になる組織が出てきます。アンサルもその一つです。
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