ファビウス外相がアレッポ保護を訴える
alarabiya.netによれば、フランスのローラン・ファビウス外務大臣(Laurent Fabius)は、穏健派反政府軍がシリア政府軍とイスラム過激派の攻撃で破滅に直面しているため、イスラム国と戦う同盟国はいま、シリア第二の都市、アレッポ(Aleppo)を救わなければならないと言いました。
フランスの日刊紙「Le Figaro」紙、ワシントンポスト紙、アラブの「Al-Hayat」紙でのコラムで、ファビウス外務大臣は、反政府派の砦である街はほとんど包囲され、それを放棄することはシリア内戦の政治的解決の望みを捨てることだと言いました。「アレッポを見捨てることは、300,000人の男性、女性、子供たちに恐ろしい選択を強います。シリア軍の爆弾や野蛮なイスラム国のテロリストによる残忍な包囲戦です」「それはシリアに何年もの暴力を強います。それはあらゆる政治的展望の死となり、ますます急進的な軍閥のリーダーが支配する分断された国を見ることになるでしょう。シリアの国内的なカオスは、すでにもろくなっているイラク、レバノン、ヨルダンへ向けて輸出もされます」。
フランスがどうアレッポを救うのを助けるかの詳細は明言しませんでしたが、ファビウス大臣は街が運命に任せられるのを認められないといいました。「それが、我々の同盟のパートナーと我々がアレッポへの努力を転換し、穏健派の反政府派を強化し、シリア政府とイスラム国の犯罪に対して大衆を保護しなければならない理由です」「コバネ(Kobani)のあとで、我々はアレッポを救わなければなりません」。
記事は一部を紹介しました。
時間がないので簡単に書きます。
コバネよりもアレッポ、それよりもシリア全体を重視すべきなのは、数年前から当サイトでも言い続けてきたことであり、各国首脳の本音は、コバネだけでなく、シリア問題全体を解決したいのです。ここしばらくは、コバネにかかりきりですが、昨年までは、当サイトではシリアに介入してでも、問題を解決すべきだと主張してきました。それは今も何も変わりません。イスラム国が台頭したお陰で、本来の問題が見えにくくなっているだけです。
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