シリア和平会談が再び決裂に

2014.2.17


 BBCによれば、イギリスとフランスはシリア政府をジュネーブでの反政府派との和平会議を壊したと非難しました。

 「その責任はまったくアサド政権にあります」と、イギリスのウィリアムス・ハーグ外務大臣(Foreign Secretary William Hagu)は言いました。フランスのローラン・ファビウス外務大臣(Laurent Fabius)は、シリア政府が「どんな進展も妨害した」と言いました。国連の調停者、ラダハル・ブラヒミ氏(Lakhdar Brahimi)は、交渉失敗について、シリア国民に謝罪しました。

 土曜日朝の最後の会談(第2ラウンド6日目)はたった27分でした。

 ブラヒミ氏は、3回目の議題は合意しましたが、日程は決まっていないと言いました。彼は、議題は4点だと言いました。

  • 暴力とテロリズム
  • 暫定統治機関
  • 国家機関
  • 国家調停 

 記事はこの先も続きますが、大した話はありません。第3ラウンドも進展はないでしょう。

 イギリスとフランスのコメントは無意味です。シリア政府には、調停に応じる理由がありません。抵抗が可能な状況で、降伏する者は稀なのです。シリア政府の財源が尽きない限り、彼らが譲歩を求めることはありません。それまで、シリア国民の苦難は続きます。さらに、難民を受け入れている周辺国の苦難を加えなければなりません。

 国家、国連、NGOなどは、成果を求めるならば、軍事常識を無視してはなりません。反政府派への支援を増やすか、軍事介入を決断して、シリア政府が和平を考えざるを得ない状況を作らない限り、シリア内戦は終わりません。


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