南スーダン・マラカルで戦闘が再開
BBCによれば、南スーダンの上ナイル州(Upper Nile state)で戦闘が始まり、1月に停戦に合意してから最初の大規模な戦闘となりました。
両者は互いを上ナイル州のマラカル(Malakal)で暴力を始めたことで非難しました。南スーダン政府は戦いが街のほとんどの部分であったといいます。衝突は北部の油田の安全に関する懸念を再燃させます。
国連人道支援コーディネータのトビー・ランザー(Toby Lanzer)は「交戦は今朝、マラカルで始まりました。暴力に関わる加担者すべては、非戦闘員の権利を守り、保護しなくてはなりません」と言いました。彼は今月早く、南スーダン危機に対処するために、13億ドルが必要だと言いました。
大統領公報のアテネイ・ウェク・アテネイ(Ateny Wek Ateny)は、反政府派は現地時間07:50に攻撃を始めたと言いました。「反政府軍は突撃銃AK-47を使っています。そして、若干のRPGと機関銃を多数持っています。彼らは十分な装備を持っています」と言いました。
しかし、反政府軍公報のルル・ルアイ准将(Lul Ruai)は、ウガンダ軍に支援された政府軍がマラカルの南部と東部の陣地を攻撃したと非難しました。彼は、ウガンダ軍が彼らの陣地を空から爆撃し、反政府軍は攻撃を撃退したと言いました。
ウガンダは関与を否定し、一部の部隊を撤退させているところだと言います。
上ナイル州当局の公報、フィリップ・ジベン(Philip Jiben)は、戦闘は続いているものの、政府軍がマラカルを統制していると言いました。マラカルは何度も支配者が変わっています。先月、政府軍は数日間の激戦の後、街を奪還したと言いました。反政府派指導者のマシャル氏(Machar)は、反政府軍すべてを統制していると言いますが、アナリストはそれらの一部の忠誠は疑わしく、一部は彼ら独自の政策を推進しています。
記事は一部を紹介しました。
やはり、停戦は続きませんでした。国連の支援活動も無駄に終わりそうです。
実際のところは不明ですが、政府軍が反政府側を追い詰めようとしたという筋書きが、流れから言えば妥当な気がします。休戦は、次の戦争をするための準備期間です。休んでいるわけではなく、敵の情勢を集め、攻撃できるかどうかを検討する期間なのです。彼らは国連の存在はほとんど無視しています。
アテネイ広報官の話は大した意味は持ちません。反政府軍が小火器を持っているのは当たり前の話で、政府軍は飛行機や大砲のような、より強力な武器を持っています。政府側が有利なのに、不利な武器を持つ反政府派を批判しても意味はありません。
内戦は長期化するので、自衛隊は当面、南スーダンから戻ることはできないでしょう。民主党政権が決定し、自民党政権によって続けられているわけですから、これは日本の政治全体の判断ミスといえます。官僚と政治家の共同正犯です。最大強度の紛争である「民族浄化」が起きている地域で、支援活動がうまく行くはずはありません。
反政府側が存続すれば、南スーダンは分裂するかも知れません。
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