ウクライナで将校が死亡?
BBCによれば、ウクライナ軍はクリミア半島の基地で起きた攻撃で将校が死亡したと言いました。
ウクライナ政府は現在、軍が自衛のために武器を使うことを承認しています。攻撃はウラジミール・プーチン大統領(President Vladimir Putin)とクリミアの指導者が半島をロシアに併合する署名をした直後に起こりました。
目撃者は、武装した男たちが2台のマークのない車両に乗ってやって来て、シンフェローポリ(Simferopol)の基地を襲撃し、自動火器を発射したと言います。ウクライナ政府は、基地内の駐車場で任務に就いていた下級将校が殺され、別の将校が負傷したと言いました。3番目の隊員は鉄の棒で殴られて足と頭を負傷しました。部隊指揮官がロシア軍の制服を着た男たちに捕らえられました。国防省広報官、ブラジスラフ・セレゼニョフ(Vladislav Seleznyov)は、攻撃は未知の、完全装備で、覆面をしていた軍隊によって行われたと言います。
ロイターの記事では、少し内容が違います。
事件は月曜遅くに、セヴァストポリ港(Sevastopol)の郊外にあるベルベク空港(Belbek airport・kmzファイルはこちら)で起こりました。
セレゼニョフ広報官は「未知の武装した者たちが月曜遅くに基地にやって来て、空中に発砲し、部隊指揮官を未知の方角に連れ去りました」と言いました。
火曜日の別の事件で、約30人のクリミア自警団がウクライナ軍人の家族が住む住居にやってきて、そこの指揮官を連れ去りました。彼らは約30分間そこにいて、施設の指揮官、ウラジスラフ・ネチポレンコ中佐(Lt. Colonel Vladislav Nechiporenko)を、黄色いミニバンで連れ去りました。
2つの事件は独自に確認されていません。
記事は一部を紹介しました。
情報が錯綜し、確認も取れていません。
これはロシア軍の仕業ではなさそうです。軍事的に意味がある行動とは思えません。クリミアの編入という政治目標を、血を流さずに達成したのに、あえて緊張を高める必要はないからです。地元の自警団の暴走かも知れません。
まさかとは思いますが、ウクライナ軍の自作自演の可能性も排除できません。まずは、本当に死者が出たのかを確認したいですね。
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