南スーダンの難民キャンプが過密状態
alarabiya.netによれば、南スーダンの国連平和維持活動基地の民間人数万人は、新しいキャンプへ移されることになっています。
紛争が始まってから3ヶ月以上、77,000人の民間人は未だに国連基地8ヶ所に、集中豪雨の早い到来で悪化した過密状況の中にいます。
南スーダンの国連人道支援チーフ、トビー・ランザー(Toby Lanzer)は、戦争で荒廃したマラカル(Malakal)の国連基地に詰め込まれた民間人25,000人には絶望的な過密状態があると言います。支援団体と国連はマラカルに新しい民間人の保護施設を準備しており、それは国連キャンプ内部のスペースを一般の活動のために自由化もします。キャンプの中の人たちは、居留地ができるのは恐ろしいことですが、自宅に帰るのは恐ろしすぎると言います。「私はキャンプから抜け出せない人生を送りたくありませんが、ジュバ(Juba)の自宅近くは荒廃し、私はそこで安全ではいられません」と首都の国連基地の学生は言いました。「田舎の私の家族の家は……戦闘が起きているところにあります」。
首都ジュバで、国連基地(かつて運動場としてのみ使われていた湿地が多い地域)に押し込められた約10,000人の民間人は、新設された市内の別の国連基地へ移されています。
キャンプを支援する団体「The International Rescue Committee(IRC)
」は、自宅から逃げた人たちの惨めな状況を警告しました。「人々はまだ家に帰ることを恐れていますが、ひどく不衛生な状況の中で、膝まで水に浸かって生きることを恐れてもいます」と、同団体のディレクター、ウェンディ・トイバー(Wendy Taeuber)は言いました。
記事は一部を紹介しました。
この状況について、防衛省のウェブサイトに情報がないかを見てみましたが、1月に撮影された写真とビデオ映像しかありませんでした。
難民の現状については、まったく情報がありません。難民キャンプに土を盛り上げて防御壁を造ったり、国連基地にヘスコと呼ばれる防御設備を造ったりしているところから、敵対行為に備えていることは分かります。過密状態の難民キャンプの映像は一つもありません。
IRCが同じ時期に掲載した記事には、難民の悲惨な状況が詳しく書かれています(記事はこちら)。たとえば、次のような記述があります。
金曜日のジュバでの、たった1時間の雨で、646個のシェルターが破壊され、8,000人以上の人たちが現在、国連のトンピング移転施設の水害地域で暮らしています。便所の多くは溢れています。IRCが難民女性にカウンセリングサービスを提供する診療所すら浸水しました。
南スーダンの難民が依然として、危機的状況にあるのは間違いがありません。
南スーダンが危険地域とされて、自衛隊が撤収しなければならない事態を避けるため、何事もないという報告ばかりするのはどうかと思います。自衛隊は何のために南スーダンにいるのでしょうか?。この国の石油を手に入れるためですか?。難民を救うためですか?。防衛省が2ヶ月も前の情報を掲載することに、何の意味があるのでしょうか?。映像が公表できるかを判断するのに、こんなに時間がかかるのですか?。
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