リビア民兵がタンカー返還を要求

2014.3.29


 alarabiya.netによれば、石油の出荷港3ヶ所を支配するリビアの反政府派は、リビア政府がターミナルで石油を積み込みながらも米軍が奪還したタンカーを返さなければ、封鎖を終わらせるための政府との交渉を始めるつもりはないと、月曜日に言いました。

 2週間前、反政府派民兵はシドラ港(the Es Sider port)に停泊するタンカー(昨年夏、石油の利益を共有し、地域の自治を政府に要求するために手に入れた3隻中の1隻)に原油を積み込みました。モーニング・グローリー号(The Morning Glory)は米特殊部隊が襲撃し、それをリビア海軍に引き渡した後、土曜日にリビアの首都に到着しました。リビア政府は民兵に、港の封鎖を解くか、軍事攻勢に直面するかを交渉するよう民兵に告げました。

 グループの首相を自称するアブ・ラッボ・アル・バラッシ(Abb-Rabbo al-Barassi)は、地元テレビ局に、まずリビア政府はタンカーと乗船していた反政府派戦闘員3人を返さなければならないと言いました。「我々は、タンカーと乗船していた者たちを、いかなる対話の前に安全に返すよう条件を設定しました」。彼は民兵は将来、港から石油を買うタンカーを守る能力があることを証明すると言いました。「我々は世界が力を持つ者だけに敬意を払うと理解します。それが力と機材を追加する理由です」と、彼は詳細を示さずに言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 3月にこの事件について紹介しました(過去の記事はこちら)。その時に、タンカーに民兵は乗っていなかったのかも知れないと書きました。どうやら、3人が乗っていて、拘束されたようです。やっと詳細が分かったと思いましたが、船への突入作戦で犯人を生け捕りにしたとは驚きです。

 奪還したタンカーを返せという要求は珍しいものですが、港を封鎖して、いわば人質にしているので、こういうことが言えるのでしょう。


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