ウクライナ国境にロシア軍3万人
military.comによれば、チャック・ヘーゲル国防長官(Defense Secretary Chuck Hagel)は、ロシアがウクライナ東部国境で増強を続けていると木曜日に言いました。
「彼らは増強を続け、何が意図しているかは分かりません」と、国防総省公報のジョン・カービー海軍少将(Rear Adm. John Kirby)は言いました。カービー少将はロシア軍の規模についての見積もりについて述べたり、マイク・ターナー下院議員(Rep. Mike Turner)のロシア軍が国境に80,000人を置いているという疑惑に直接は答えませんでした。ホワイトハウス当局者は、ロシア軍の兵力を30,000人と見積もっています。
NATO軍最高司令官フィリップ・ブリードラブ空軍大将(Air Force Gen. Philip Breedlove)は日曜日、「現在、ウクライナ東部国境にいる(ロシア)軍は、極めて大規模で、高い即応性を持っています」と言いました。事務所が公開したヘーゲル長官への書簡で、ターナー議員は、ウクライナ国境でのロシア軍の活動について、即座に議会と大衆に情報を与えるよう要請しました。別の木曜日の声明の中で戦術空軍・地上軍小委員会議長のターナー議員は「我々は最大で80,000人のソ連軍が、大量の装甲車両、戦車、大砲、及び回転翼機と固定翼機と共にいるとみなしています」と言いました。
ウラジミール・プーチン大統領(President Vladimir Putin )とセルゲイ・ショイグ国防大臣(Defense Minister Sergei Shoygu)は、ロシア軍は春の演習を行っており、ウクライナ東部でクリミア半島の乗っ取りを繰り返すためではないと言いました。
カービー少将は、ヘーゲル長官とショイグ大臣の先週の電話会談では、演習は段階的に縮小しており、ウクライナを侵略する意図はないと言ったことに言及しました。「確かに、彼らは国境で軍隊を集めました。これが演習であるとしても、ウクライナで緊張を緩和するためには何もしていません」「その点で、これには大きな懸念があります」。アメリカは外交的、経済的圧力をロシアに加えることに集中しており、ヨーロッパの67,000人の配置を換えることは現在のところやっていません」とカービー少将は言いました。
水曜日、オバマ大統領はベルギーでの演説で、ロシアへの段階的な経済制裁の後で、ヨーロッパの指導者たちを招集しようとしていると言いました。
現在まで、アメリカの軍事的対応は、6機のF-15Cバルチック諸国の哨戒のためにリトアニアへ、12機のF-16を予定される軍事演習のためにポーランドに派遣するに留まっています。「我々はNATO同盟国へ空軍の配備を補うために地上軍と海軍のローテーションを増やすでしょう」と、オバマ大統領に同行する国家安全保障担当副補佐官のベン・ロードス(Ben Rhodes)は言いました。「明らかに、ポーランドとエストニア、リトアニア、ラトビアは我々の焦点です」「しかし、我々はNATO同盟国、特に東部の同盟国を広範に見ています。そして、我々の意図は彼らに明確な安心と自衛計画を提供することです」。
記事は一部を紹介しました。
ターナー議員の公式サイトを見ても、何を根拠にロシア軍の閉所句が8万人だと言っているのかは書いてありませんでした。
3万人というホワイトハウスの見積もりは、国防総省の見積もりに合致しているはずです。この数字が偵察活動による推定値と言えます。ウクライナ政府の10万人説も推測によるものと考えます。
私は、ロシア軍は多めの軍隊をウクライナ国境に配置することで、クリミア併合を確実にしようとしているのだと思います。ウクライナ東部に侵攻するのなら、すでにやっているはずです。ウクライナ東部へ兵を集めることで、クリミア半島へ関心が集まることも防げます。一種の「幻惑」を狙っているのです。
ロシアは広大な国土を持つ国であり、多くの兵力を国防のために維持する必要があります。小さな利益のために、ごく一部の地域で大きな戦争はできません。黒海艦隊を失うことは、ロシアにとって、耐えがたい損失ですが、ウクライナ東部の領土を得ることで、そう大きな利益は得られません。単なる侵攻作戦なら、クリミア半島侵攻は、さらに攻撃的な内容になったはずです。
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