南スーダンで牛泥棒が遊牧民を襲撃
BBCによれば、南スーダン北部のワラップ州(Warrap state)で起きた牛泥棒で数十人が殺されたと、地元当局者は言います。
約28人の民間人が遠隔地にある遊牧民の露営地での攻撃で死んだと、ボル・デル情報州大臣(state information minister Bol Dhel)は言いました。彼は警官と兵士が攻撃者80人以上を殺したと言いました。
牛泥棒と部族間の衝突は2011年の独立以来、数千人の命を奪いました。それらは報復攻撃の致命的サイクルの一部です。牛は主要な健康の源であり多くのコミュニティの誇りです。
多くの民間人は武装し、若者が結婚のために持参金を必要とするため、家畜は不可欠です。ワラップ州の事件が内戦に関係があるかは不明です。
記事は一部を紹介しました。
牛泥棒が内戦の要素に加わるとは、今回初めて認識しました。政治的な関係はなくても、遊牧民を殺してでも牛を奪っていく者たちの存在は、何かの影響を及ぼすかも知れません。
彼らは牛を連れて現場から逃げるので、南スーダン軍が多い首都付近では活動できないでしょうから、自衛隊部隊への危険は小さいでしょう。しかし、牛泥棒が80人以上殺されたという話からは、彼らのグループの規模は相当に大きいと推測できます。決して無視できないことです。
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