フォート・フッド基地で乱射事件再び

2014.4.3


 military.comによれば、テキサス州のフォート・フッド基地で乱射事件があり、少なくとも4人が殺されました。

 基地当局者は、発砲は現地時間の午後4時30分に始まりました。NBCは、保安要員が対応し、下士卒のイワン・ロペス(Ivan Lopez・34歳)が自殺したと報じました。国防総省はテロリズムが背景ではなさそうだとしています。

 死者とは別に少なくとも4人が負傷したとされる発砲の動機は不明です。地元病院は一部の負傷者は危篤だと言いました。

 初期報道は第二の射手がいた可能性を報じましたが、確認されていません。

 いくつかの報道は、射手は発砲の直前に別の兵士と議論か論争をしていたかもしれないと報じました。

 washingtontimes.comによれば、負傷者は16人でした。

 射手は45口径のスミス&ウェッソンのセミオートマチック銃を使いました。女性の法執行官に追跡される途中で駐車場で自分を撃ちました。

 テキサス州選出のジョン・カーター下院議員(Rep. John Carter)によれば、射手は基地で勤務する現役兵で、制服を着ており、追跡を逃れる途中で自殺しました。

 マイケル・マッカール下院議員(Rep. Michael McCaul)は射手をイワン・ロペス技術兵だと言いました。

 陸軍は兵士の名前を公表していませんが、カーター議員は、射手はフォート・フッド基地でトラック運転手として働いていたと言いました。

 動機は不明ですが、射手は不安症と鬱病の治療を受けていました。彼は2011年にイラクで4ヶ月間勤務し、2月にフォート・フッド基地に来ました。

 銃撃者はある建物に行って発砲し、車で別の建物に行って発砲し、さらに別の建物に行って発砲しました。攻撃は10〜15分間続いたと推定されています。

 「Scott and White Memorial Hospital」のグレン・コーチマン医師(Dr. Glen Couchman)は、6人の犠牲者が同院で治療を受けており、彼らは四肢、腹部、胸、首に負傷しており、状態は安定から危篤まで様々だと言いました。

 発砲は39004号棟の近くの72番通りと大隊通りの交差点で起こりました。


 記事は事件に直接関係する部分だけを紹介しました。最近、FBIと軍が二ダル・ハサン少佐に触発され、米兵に対するテロを計画している陸軍新兵を探していると報じられたことも書かれていますが、この事件とは関係ないと発表されたので、省略しました。

 多分、直情的な感情が引き起こした事件で、テロリズムではないでしょう。喧嘩で興奮し、見境なく発砲したのでしょう。

 アメリカは軍事力でイギリスから独立を勝ち取った国で、そのために個人が武装する権利を最大限尊重します。拳銃のように、携帯しやすい武器も比較的簡単な手続きで所持できます。

 しかし、そうした武器が犯罪や自殺に使われる可能性は常にあります。報道が本当なら、犯人は最初から武器を持っていたことになります。基地の中では、法執行官や必要がない兵士は銃に弾を装填できません。多分、現場で口論になって発砲したというよりは、以前から何らかの確執があって、それを爆発させたのではないかと思います。

 少し追加します。当初、犯人はバスに乗っている人を撃ったので、犠牲者が大勢出たのかと思いましたが、記事を読み返すと、少し内容が変わっているようで、建物を巡りながら発砲を繰り返したようです。記事にもそれを追加しました。


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