今年、シリア政府の虐待で850人が死亡
BBCによれば、今年、約850人がシリア政府の刑務所と治安軍の施設で死んだと、活動家は言います。
人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は、子供15人と女性6人が犠牲者に含まれていると言いました。彼らは拷問、処刑、虐待、劣悪な条件の結果として命を失いました。シリアの活動家、医療関係者、軍事筋のネットワークに依存する人権団体は、死者の数はより高くなることもあり得ます。
過去3年間で政府に拘束された約18,000人が行方が分からなくなり、多くは死んでいるとみられました。「政権を阻止する手段がないので、犠牲者の数は増加しています」と人権団体の理事、ラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdul Rahman)は言いました。人権団体は5月13日までに847件が記録され、犠牲者の家族がシリア当局から通知されたと言いました。シリア政府は治安要員が囚人の広範な拷問、虐待、処刑に携わったことを否定しました。
人権団体「Physicians for Human Rights」は、反政府派が行ったという当局の主張に対抗し、シリア軍が確認されたシリアの医療施設への攻撃の90%を行ったと言います。アメリカに拠点を置く活動グループは、医療従事者、病院、診療所への攻撃の最も広範な研究を表すというインタラクティブマップを公表しました(マップはこちら)。このマップは、2011年3月に始まった反乱以降、同団体が記録した異なる医療施設124ヶ所への攻撃150回の報告、ビデオ、写真にリンクします。少なくとも、民間の医療従事者468人が殺されたと報告されます。
記事は一部を紹介しました。今日も時間がないので簡単に書きます。
この発表を、昨年、アメリカの武力行使に反対した人たちは、どう聞くのかと、再び問いたくなります。すべての武力行使がダメなのではなく、場合によっては必要な事もあるのです。それには綿密な検討と制限が必要です。まだ、人道目的での武力行使の概念は未発達ですが、積極的に考えなければなりません。しかし、安倍政権が主張する「積極的平和主義」は、これとはまったく別物で、実際、かけ離れていると思います。
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