米軍がシリア反政府派を訓練へ
alarabiya.netによれば、米紙がバラク・オバマ大統領(President Barack Obama)は、アルカイダ系過激派の勃興に対抗するため、米軍がシリアの反政府派を選択して訓練することを承認すると報じました。
ホワイトハウスはこの計画を確認も否定もしませんが、シリア発のテロリストの脅威と戦うために、使用できるオプションを継続的に検討していると言いました。国務省もコメントしません。
公式には、シリア反政府派へのアメリカの支援は2億8700万ドルに達する非致死的支援に限られていますが、CIAはヨルダンで穏健な反政府派を訓練する秘密計画に参加しているとされています。
オバマ大統領は水曜日のウエストポイント士官学校での演説で、アメリカの新しい立場を発表するかも知れません。
米高官はウォールストリート・ジャーナルに「穏健派のシリアでの活動を支援する拡大し、アサドが作り出した状況から発したテロリストの脅威に対処しているシリアの隣国への支援を増やすために、大統領は彼の意図を明らかにするでしょう」と語りました。
大統領は訓練を受ける反政府派の人数や訓練の場所に関する詳細は明らかにしないだろうと記事は書きました。
ウォールストリート・ジャーナルは、アルカイダにつながる反政府派の過激派の勃興とこの地域の同盟国、特にサウジアラビアからの圧力はこの決定を余儀なくしたと報じました。
ここ数週間に、シリアの反政府派は米製のTOW対戦車ミサイルを受け取ったと報じられています。ミサイルが米政府か米の承認でサウジが送られたのかは不明です。20基以上のミサイルが自由シリア軍の一派、ハズム運動(the Hazm movement)に提供されました。この一派は反乱に加わるために軍を離反した元将校と兵士からなります。情報源は「ミサイルが有効な方法で使われていることは、約束した以上に証明されなければなりません」と言いました。
記事は一部を紹介しました。
おそらく、これは本決まりの話でしょう。ようやく、という感じしかしません。すでに、シリアの民生は崩壊しており、国内に残っている反政府派の人々は厳しい生活を強いられています。一昨年の年末までには、その状況が来ていたのに、国際社会は何もしなかったのです。むしろ、遅すぎて、効果を生むかが心配なくらいです。米軍が訓練を担ったくらいで、シリア内戦は終わりません。もっと努力が必要です。
先日、投稿で質問があったTOW対戦車ミサイルの件は、この記事でも真相は明確にはなりませんでした。しかし、シリア反政府派に送られていることは確認できました(質問はこちら)。
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