今年、アレッポで2千人が殺害される
BBCによれば、人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」は、今年現在までに約2,000人(女性283人、子供567人を含む)がアレッポの空爆で殺されたと言いました。
シリア空軍は反政府派を鎮圧するために、航空機から投下する、いわゆる「樽爆弾」を使いました。人権団体は1月以降、アレッポ市内と周辺地域で1,963人が殺されたと言いました。政府は反政府軍を退却させるために空軍と地上軍を使いましたが、彼らはアレッポ東部の一部地域を支配するだけです。
ベイルートにいるジム・ミュアー記者(Jim Muir)の言
爆薬を詰めた樽は粗野な兵器で、ヘリコプターにより、多くは高高度から投下されます。樽爆弾は非常に不正確です。大きな爆発を起こして、大きな損害を与え、反政府派が支配するアレッポの建物が密集した地域の街区全体を破壊することがあります。
特派員はシリア政府がトルコからの主要な補給ルートを断ち切ったと言います。
記事は一部を紹介しました。
樽爆弾のような原始的な兵器しかないのに、北部のトルコから来る補給路を断ち切ったという不思議な現象が起きていることになります。トルコ国境付近では、以前からシリア軍の活動が観測されていて、最近もトルコ軍がシリア軍機を撃墜したと記憶します。
アレッポを支配できないのに、北部の長い補給路を監視できるとは思えません。補給路が完全に遮断された訳ではなく、北部への補給は続けられると想像します。
互いに決め手を持たない戦闘が続いていることだけは確かです。
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