国連が南スーダンで双方が人道犯罪と告発
BBCによれば、国連は南スーダン内戦の当事者双方が、大量殺人、性的奴隷、輪姦を含む人道に反する犯罪を行ったと言います。
広範で構造的な残虐行為が家、病院、モスク、教会、国連施設で行われたと、国連は付け加えます。報告書はこれらの責任は明らかにすることを求めています。
反政府指導者、レイク・マシャル氏(Riek Machar)はサルバ・キール大統領(President Salva Kiir)との会談のためにエチオピアに到着することになっていると、反政府派の広報官、ジェームズ・ガデット・ダク(James Gatdet Dak)は言いました。
キール大統領とマシャル氏は紛争を終わらせるよう、国連とアメリカの強い圧力の下にあります。地域の仲介者たちはエチオピアの首都、アジスアベバで二者間の平和を調停しようとしています。
彼らは「30日間の平和」と表現され、水曜日に効力を発する停戦に合意しました。
国連派遣団の報告書は、900人との聞き取りに基づいた、残虐行為の強烈な目録です。紛争がどのように、いつ始まったか。ジュバの治安部隊が家から家へ捜索を行い、特定民族グループの男性を殺したかを記述しています。そして、報復攻撃が国中に広がったと報告書は言います。大量殺人、強姦と輪姦、民族的な立場に基づいて民間人を狙ったことを述べたページが何ページもあります。
国連は平和維持軍約8,500人を南スーダンに置いていますが、彼らは紛争を阻止するのに苦労し、南スーダン政府は派遣団が反政府派に味方していると非難します。国連は訴えを否定します。
記事は一部を紹介しました。
本当にキール大統領とマシャル氏がアジズアベバで会うとは驚きでした。しかし、この記事で、その理由が分かりました。30日間の停戦を実現し、さらなる戦いの準備をするためです。両者の目的がそうなら、会談は非難合戦で終始し、型通りの会議に終わる可能性が高いことになります。
本当に会談が行われるか、どのような内容になるかに注目しなければなりません。まだ、会談は実現していません。土壇場で会議が行えなくなる可能性もあります。
政府側が国連を非難していることもあり、この派遣任務は失敗に終わる可能性が一層高まったと考えられます。
国連もかかる残虐行為を行う南スーダン政府を支援しきれないでしょう。先日紹介した、こども兵の問題も深刻です。そんな国を日本も自衛隊を派遣して支援しています。マスコミが報じないこともあり、日本国民の多くが、この問題を知りません。札幌の連続ガスボンベ爆発事件とか、3Dプリンターで銃を造ったという程度の、小さな事件で大騒ぎしていますが、もっと大きな問題には関心すらありません。この無関心は、日本自身にも、いつか悪影響を及ぼすと、私は考えています。
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