イギリスで戦時の性的暴力撲滅サミット開催

2014.6.10


 BBCによれば、ウィリアム・ハーグ外務大臣(Foreign Secretary William Hague)とアンジェリーナ・ジョリー国連特使(UN Special Envoy Angelina Jolie)が主催して、ロンドンで戦時の性犯罪に関する4日間のサミットが始まりました。

 このイベントは「紛争における性的暴力停止のためのグローバルサミット」と呼ばれており、問題の認識を高めるための2年間の運動における最高点です。ハーグ大臣は参加国140ヶ国に対して、軍事訓練に性的暴力に対抗する措置を記述するように求めています。2月のイベントの発表で、彼は「すべての男性が恥を知らなければならない」と言いました。

 エクセルセンターでの会議は、紛争地域における性暴力に関しては、これまでで最大のカンファレンスです。世界中の外務省、軍、法執行機関、非政府組織が参加しています。

 BBCの国際問題担当、ポール・アダムズ(Paul Adams)は、主催者は、性的暴力が戦争で不可避的な部分ではないことに世界が目覚めて断言する瞬間となる野心的なイベントを望んでいます。ハーグ大臣とジョリー氏が「紛争における性的暴力停止宣言」運動を立ち上げてから2年間で、141ヶ国から支持されました。しかし、現在の狙いは性的暴力の調査と記録を向上させ、生存者への支援の強化を含めた具体的なステップをとることです。

 今年早く、ハーグ大臣は性的暴力が世界の残虐の兵器庫から取り除かれる時であると言いました。彼は、この問題は戦争終結時に無視されがちで、20年前にボスニアで50,000人の女性が強姦され、実質的に誰も裁かれていないことを引用しました。「すべての和平交渉の中で、すべての政府の中で、あらゆる階層の中で、女性が代表を務めて、我々は世界中の多くの国で、女性たちを見えない存在から、あらゆる社会の中で目に見える力へと転換する必要があります」。


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 この問題ではすっかりイギリスが先行しています。日本は完全に遅れを取り、後塵を拝しているだけです。この種の会議を東京で開くことはできないでしょう。性的暴力で日本は世界的に有名で、従軍慰安婦の問題を解決しない限りは、指導的立場に就くことはできません。日本がいくら慰安婦は合意の上で働いたと主張しても、それは通らないでしょう。

 日本もこの会議には参加していて、岸外務副大臣がヒッチンズ大使と共に宣伝活動を行っているようです。開催中に、日本人と外国人アーティストによる、紛争地域における性的暴力撲滅をテーマにした芸術作品を発表することも決まっています。日本がどれだけ深く、このイベントに参加しているかは分かりませんし、それを知りたいものだと思います。


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