正体不明の戦闘機がISISを空爆
alarabiya.netによれば、火曜日、イラクのアル・カイム(al-Qaim)で、ISISの陣地が正体不明の戦闘機に爆撃されました。
イラクのテレビ局がアメリカのジェット機が空爆を行ったと報じた後、ホワイトハウスはそれを否定しました。地元部族筋は、シリアの戦闘機が急襲を行ったと言いました。
一方で、マリキ首相(Prime Minister Nouri al-Maliki)の空軍は、バグダッド(Baghdad)の北200kmにある、ISISが精油所を占領したバイジ(Baiji)を空爆しました。
記事は一部を紹介しました。
確証はないものの、この空爆はシリア軍が行った可能性が濃厚です。アメリカは空爆を当面行わないと言っていますが、必要性が生じて実行した場合は声明を出すはずです。その場合、空爆を行ったことを発表し、ISISに圧力をかけようとするはずです。同様に、イラク軍にも空爆の事実を伏せる必要はありません。
位置的にも、カイムの国境検問はシリアにとっても重要です。ISISに自由に行き来させないためにも、空爆で打撃を与えようとする可能性は十分にあります。越境攻撃なので、公には認めたくないという動機も存在します。
地元部族筋は、戦闘機が飛来した方向などから、シリアから来たと判断したのでしょう。もちろん、そう見せかけるために、他の軍隊が意図的にシリア側から飛来した可能性も否定はできません。これは推測を補完する状況証拠にしかなりません。
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