イスラエル兵約50人が予備役を拒否

　alarabiya.netによれば、パレスチナ人を虐げることで中心となると彼らがいう軍隊の役割は遺憾だとして、イスラエル兵50人以上が予備役に就くことを拒否しました。

　「我々は、パレスチナ人の生命を支配するメカニズムを強制するのは、占領地域で活動する兵士だけでないことに気がつきました。実際には、全軍が関与しています。この理由のため、我々は予備役の任務に参加することを拒否します。そして、我々は招集されることに抵抗する者すべてを支援します」。兵士たちはインターネットに請願書を書き、最初に新聞が報じました。

　一部のイスラエル人がヨルダン川西岸地区のパレスチナの領域で兵役に就くことを拒否し、軍の機構はいずれかの軍に就くことは紛争に参加することを強制していると、兵士たちは言いました。その大半は戦闘を免除された女性です。

　「我々の多くは兵站や事務の支援的役割を務めました。そこで、我々は全軍がパレスチナ人の弾圧を実行するのを助けることに気がつきました」と、彼らは言いました。

　今月早く、イスラエルはさらなる戦いを予測して、より多くの予備役兵を動員していると言いました。請願書の中で兵士たちは、兵役から戦いを分離できない理由として、軍の機構とイスラエル社会における基本的な役割を指摘しました。「軍はすべての行動計画と国家的な対話の中で議論された提案の中で中心的役割を果たします。それはイスラエルが隣人と陥った紛争の非軍事的な解決については、いかなる本当の議論も存在しないと説明します」と兵士たちは書きました。「我々にとって、現在の軍事作戦とイスラエル社会に影響を及ぼす軍隊化は不可分なのです」。

　女性が低い階級の秘書的な立場に制限され、アラブ国出身の家系のユダヤ人を差別する選別システムを理由に、彼らはイスラエル軍と徴兵法に反対すると言いました。ほとんどの18歳の者は最高３年間、イスラエル国防軍に就かなければなりません。超保守的なユダヤ教神学校の生徒のような一部のグループは兵役を免除されてきましたが、今年、議員たちはそうした生徒の免除を2017年に撤廃するよう活動しました。アラブ系イスラエル人は兵役を免除されています。

　記事は一部を紹介しました。

　イスラエル人の本音が聞ける記事です。女性にとって、軍隊はつまらない任務しかもらえないこと。パレスチナ人に対する弾圧に反対するということ。これらが不満となって、一気に噴出したようです。心配なのは、単なる待遇改善が主目的で、パレスチナ人の問題は二の次ではないかということです。これが大きな政治運動となって、将来的にイスラエルの未来を変えるかどうかは不透明です。

　ところで、BBCの記事に掲載された地図は、イスラエル軍がシヤジヤ（Shiyajiah）を戦闘地域に指定し、その外に安全地域を設けていることが分かります。その割には民間人の死傷者が多いのが気になります。