シリア反政府派がハマー軍空港奪取へ
alarabiya.netによれば、シリアの反政府派が軍空港を奪還するために中部のハマ(Hama・kmzファイルはこちら)へ前進しました。
「反政府派は現在、活動を止めようとしているハマ軍事空港から9km離れています」と、人権団体「Syrian Observatory for Human Rights」のラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は言いました。
反政府派指導者、ヨセフ・アル・ハッサン(Yousef al-Hassan)は、ハマ軍空港は政権が樽爆弾を作り、そこからシリア全土の反政府派支配地域を空爆するために飛び立つために重要だと言いました。樽爆弾はここ数ヶ月で、特にアレッポ市(Aleppo)の反政府派地域で数百人の民間人を殺してきました。
人権団体によると、反政府派は政権が支配するハマ北部の主要な検問所を月曜の夜に占領しました。タラビア(Tarabih・kmzファイルはこちら)の検問所の占領は、日曜日にこの地域の武器倉庫の奪取に続きました。
「政権はここ数日間、ハマ州(Hama)でいくつかの敗北を被りました」とラーマンは言いました。前進と同時に、反政府派はハマ市と州都で州の西にあるキリスト教徒とアラウィ派の村を通じる道路を遮断したと、彼は付け加えました。ハッサン氏によると、政権は増援を送っているところです。「彼らはここでの軍の駐留を増やしています。それはアレッポのような他の地域での政権の能力を制限します」。
軍空港については、「我々はすでにグラード・ミサイルで空港を攻撃しています」とハッサンは言いました。
記事は一部を紹介しました。
シリア情勢では、いつの間にか変化が起こり、しばらくして、またそれが元に戻るようなことが繰り返されています。今回も、それでないことを願いたいものです。
反政府派は中部のハマーとホムスを守り切れず撤退していました。いつの間にか、それを盛り返し、ハマーに迫っています。今回、奪還に成功しても、いつまた政府軍に奪われるか分かりません。状況は不透明で、双方の戦力や海外の支援の程度も不明のため、先は読めないのです。
ハマは中心部に川が流れる都市で、その南西の郊外に軍空港があります。反政府派が早く川を越えて、街の南側に進出できれば、空港奪還はうまく行くかも知れません。タラビアは街の北側にあり、街北部への侵入だけでなく、空港に近い南西部への道路にもつながっています。結果は数日中に出るはずです。新しい情報に注目しましょう。
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