オスプレイは救出作戦に参加できず
military.comによれば、バラク・オバマ大統領(President Obama)は、実行される可能性がある救出作戦のために、イラク北部のクルド人地域に派遣されたMV-22オスプレイと兵士129人はシンジャル山脈(Sinjar)の包囲を終わらせた後で、即時撤退する可能性があると言いました。
「山脈の状況は大幅に改善され、アメリカ人はイラクとレヴァントのイスラム国家(the Islamic State of Iraq and the Levant)に対する努力を非常に誇りに思うべき」とオバマ大統領は言いました。「我々は、連続する空爆と4,600フィートの峰に閉じ込められたヤジディ派(Yazidi)のメンバーへの救援物資の空中投下で、ISILのシンジャル山脈の包囲を解きました」と大統領は言いました。「我々は弱い人々が安全を手に入れるのを手伝い、多くの無辜の民を助けました」。
火曜日、陸軍兵士と海兵隊員129人はクルド地域に到着しました。しかし、水曜日にシンジャル山脈へ行った米軍チーム20人は、ほとんどのヤジディ派がペシュ・メルガ(peshmerga)と呼ばれるクルド軍と共に山脈を徒歩で安全に去ったことを理解しました。
オバマ大統領は「評価を行った少数の軍人は数日の内にイラクを出るだろう」と言いました。
後刻の国防総省の記者会見で、ジョン・カービー海軍少将(Rear Adm. John Kirby)は、兵士129人の少数の兵士はクルド人の首都、クルド軍を支援するために設置した合同作戦センターでイルビル(Irbil)に留まるだろうと言いました。129人の大半が撤退すると、イラクにいる米軍人は約850人になり、その大半はバグダッドにいます。カービー少将は、ISILに対する空爆はヤジディ派が脱出した主要要因だと言いました。「我々は彼らに確実に苦痛を与えました」とカービー少将はISIL戦闘員について言いました。米軍チームは山中で予想したよりもずっと少ないヤジディ派を発見しましたが、大量虐殺のリスクは現実だったと考えます」と言いました。
記事は一部を紹介しました。
時間がないので簡単に書きます。
昨日指摘した疑問をオバマ大統領が解消してくれました。米軍が救出したのは高度1,402m(4,600フィート)にいたヤジディ派だったと、大統領は言いました。オスプレイは1,219.2m(4,000フィート)以上でホバリングできなくなるという欠点を持っています。よって、高度1,402mでの作戦活動はできないはずであり、今回の救出作戦には役立っていないはずなのです。
これがオスプレイの 問題点です。しかし、military.comの記事も、陸軍ヘリコプターよりもオスプレイを強調する内容になっており、どうもオスプレイを米軍の花形にしたいという全体的な雰囲気を感じますね。これはオスプレイ反対の立場を装う日本のメディアにも感じられる雰囲気です。新しい物に飛びつきたい心理が、オスプレイの欠点に目をつぶらせているのです。
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