ISILがシリアで日本人男性を拘束
シリアでISILが日本人の「Haruna Yukawa」という男性を拘束したという報道があります。
下の映像は彼を拘束した組織が撮影したものとされ、Youtubeに投稿されています。
彼は湯川遥菜という名前で、職業を民間軍事会社のCEOと名乗っているようです。しかし、フェイスブックの彼のページやYoutubeの彼のチャンネルを見ると、民間軍事会社とは思えない、フリージャーナリストの活動をしているようです。記事を見ても、民間軍事会社なら書かないような「最前線!フォト」とか「最前線!インタビュー」といった文面が見られます。民間軍事会社は武力によるサービスを提供する会社であり、戦地レポートを作成するのは仕事ではありません。
まずいことに、彼は民間軍事会社の武装警備員が好む服装をしており、捕まった時に銃も携帯していたようです。これでは民間人と主張するのは無理です。彼が投稿したビデオ映像には、AK47小銃を撃つ場面があるのですが、あまり手慣れているようには見えません。CEOと称しても、実際には、いわゆる「一人親方」だったのではないかと思います。単独でフリージャーナリストの活動をしている人が拘束されたということです。
彼がどういう考えで、どういう活動をしていたのかは分かりませんが、不適切な印象を感じます。
ツィッターで「Omar Jerbi」という人物が、彼を処刑したという記事を書いています。そういう記述が出たというだけで、事実は確認されていません。
日本政府も今度は人質を非難せず、すぐに対策本部を設置したようですが、シリア北部へのアクセスには不便なヨルダンだという話ですから、また動きは鈍そうです。
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