イスラム国家がシリア北部の空軍基地を占領
BBCによれば、イスラム国家(IS)の戦闘員はシリア軍の空軍基地を占領しました。
タブカ空軍基地(The Tabqa airbase・kmzファイルはこちら)はラッカ州(Raqqa)で最後に残った政府軍の拠点でした。シリア国営テレビは、政府軍が空軍基地から避難し、軍が再編成し、空爆を行っていると言いました。
反政府派とつながる人権団体「The Syrian Observatory for Human Rights」は、空軍基地周辺の戦闘は進行中ですが、基地はイスラム国家の支配下にあると言いました。数百人のイスラム国家の戦闘員が、基地周辺でのここ数日間の戦闘で死んだと人権団体は言いました。シリア国営テレビは、政府軍が基地の支配を失ったことを認めました。「タブカ空軍基地を防衛する軍による激戦の後、我が軍は基地から避難した後、再編成作戦を実行しました」。
空軍基地は、イスラム国家の主要な拠点であるラッカ市の郊外約45kmにあり、多くの軍用機、ヘリコプター、戦車、大砲を持っているとされます。アナリストは、基地の陥落はシリア政府が北部に空軍力を投入する能力へ大きな打撃を与えると言います。
民兵たちは町の中心部で兵士の切断した頭部を示すことで、他2ヶ所の基地の過去の勝利を祝いました。イスラム国家の戦闘員は、ラッカ市郊外の「the Division 17」基地を含めて、ラッカ州の政府軍基地数カ所の支配を着実に奪いました。
記事は一部を紹介しました。
タブカ空軍基地は、タブカという町の南方にあり、町は水力発電所があるダムに隣接しています。このダムもすでに占領されたのかが気になります。町を無視して、先に基地を攻撃する選択肢もあり得るので、状況は不明です。
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