米軍の士官学校は性的スキャンダルでいっぱい
military.comによると、フットボール選手を含む米空軍士官学校の運動選手が、酒、マリファナ、デートレイプドラッグを呼び物にする校外のどんちゃん騒ぎに参加しました。
一部が情報公開法に基づいているコロラド・スプリングス・ガゼット紙(the Colorado Springs Gazette)の記事は、士官学校が士官候補生の運動選手が、どんちゃん騒ぎにおいて、性的暴行、薬物使用、その他の不正行為に関与し、守るべき倫理規定をないがしろにしたと報じました。
2010年のどんちゃん騒ぎは、合成マリファナを吸い、深酒をして、性的暴行を受けた女性を無力化するためにデートレイプドラッグを使ったとされるフットボール選手の中心的選手を含みました。
どんちゃん騒ぎでの行為は士官学校が、覆面捜査官が参加した女性を保護できない懸念のために、2012年に予定されたおとり捜査をキャンセルしたほど制御できないものでした。
記事は運動選手は試験で不正行為を行い、教員が特別な処置を行ったと言います。経済学の教授はバスケットボール選手2人に試合と練習の予定を調整して特別講義を設定しました。
士官学校の調査は、フットボール選手16人と他数名の選手を含めた士官候補生32人が関係するとしました。
士官学校によると、士官候補生32人中3人は軍事裁判にかけられ、フットボール選手2人と女性バスケットボール選手1人は退学処分になりました。別のフットボール選手2人とバスケットボール選手3人は士官学校から退学される処分を受けました。
士官学校の最高責任者、ミシェル・D・ジョンソン中将(Lt. Gen. Michelle D. Johnson)は、報道記事に異議を唱えませんでした。
空軍士官学校の報道記事は、メリーランド州のアナポリス海軍士官学校が、フットボール選手が郊外でのどんちゃん騒ぎとセックスとアルコールの依存症の問題が表面化した時に報じられました。2013年、海軍士官学校のフットボール選手3人は、女性のクラスメートから、フットボールハウスとして知られる郊外のパーティ場での性的暴行で告発されました。その後、2人に対する訴えは取り下げられ、もう1人は軍事裁判で無罪となりました。
1月に、国防総省は2012〜2013年度に軍士官学校で報告された性的暴行の3分の2が空軍士官学校で起きたという報告書を公表しました。
軍士官学校での性的嫌がらせ・暴力に関する年次報告は、報告された性的暴行の総数は70件だったことを示しました。これは前年度から80件の下落です。空軍士官学校では45件、海軍士官学校では15件、陸軍士官学校では10件の性的暴行が報告されました。
記事は一部を紹介しました。
学校側から出たコメントは省略しました。
驚いた方がいるかも知れませんが、米軍士官学校のスキャンダルは珍しいものではありません。そういう記事は年に何度も目にします。士官学校では当たり前のことです。
学生スポーツに対するアメリカ国民の熱狂度は凄まじく、士官学校の運動選手は周囲から羨望の的です。分別のない若者が特権意識を持ってもおかしくなく、その中で過ちが起きます。
こういう経路を通った人が任官して、在日米軍で指揮官として活動します。学生時代はチヤホヤされ、任官後は国に守れられている人たちが、強大な武力を司っているわけです。
こういう米軍の裏側を知らない人が、日本人には案外と多いのです。
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