米軍と有志連合がシリアのイスラム国空爆を開始
BBCによれば、米軍がシリア国内でのイスラム国への空爆を開始しましたが、詳細は不明です。
国防総省広報官、ジョン・カービー海軍少将(Rear Adm John Kirby)は、ジェット戦闘機と爆撃機、トマホークミサイルが攻撃に使われたと言いました。カービー少将は、米軍と同盟軍の軍隊がシリアで軍事行動を行っていると言いましたが、詳細は言いませんでした。「これらの作戦は進行中であり、現時点でさらなる詳細を提供する立場にはありません」と彼は声明で言いました。
ソーシャルメディア上の未確認の報告は攻撃の多くが、イスラム国が2013年に占領したシリア東部の拠点ラッカ(Raqqa・kmzフィアルはこちら)に対して行われたことを示します。報告された攻撃場所は知事の家、乗馬クラブ、病院を含みます。BBCはアラブ諸国が攻撃に関与したことを知りましたが、どの国が参加したかは不明です。
ワシントン駐在のBBC記者、バーバラ・プレット・アッシャー(Barbara Plett Usher)は、シリアの空爆はイラク空爆とは異なっていると言います。イラク政府はイスラム国に対してアメリカが干渉することを求めましたが、シリア政府はそうしていません。アメリカは許可なくアラブ諸国を爆撃する立場にあると、特派員は報告します。
記事は一部を紹介しました。
詳細は不明ですが、とりあえず、シリア国内での空爆が始まったことが分かりました。
ここはイスラム国の拠点である他、巨大なダブカダムがあります。アレッポの自由シリア軍を保護し、ダムを奪還するための準備と解釈できます。
攻撃機は地中海側からシリア北部に侵入し、シリア軍の防空火器で撃墜される危険を極力避けたはずです。
固定目標に対してはトマホークミサイルが使われたようです。パイロットの損失を防ぐためでもあるのでしょう。
今回の空爆で、その方針が明らかになりました。ラッカを中心として、アレッポ周辺の自由シリア軍を支援し、ラッカとダブカダムに前進させるのが目的です。今後、そこに注意して記事を読んでいく必要があります。
|