テロ組織「ボコ・ハラム」が壊滅か

2014.9.25


 BBCによれば、ナイジェリア軍はボコ・ハラム(Boko Haram)の民兵260人がナイジェリア北東部で降伏したと言いました。

 広報官はグループの指導者、アブバカル・シカウ(Abubakar Shekau)を装う男を殺したとも言いました。モハメッド・バシル(Mohammed Bashir)はグループのビデオに出演したと言われますが、詐欺師と考えられています。

 ナイジェリア軍が北東部の彼らのホームタウン、マイドゥグリ(Maiduguri)の近くでグループと戦い、ボコ・ハラムはここ数週間で大きな損失を被りました。

 ナイジェリア軍はボコ・ハラムのメンバー135人が火曜日にボルノ州(Borno State)のビユ(Biu)で武器と共に降伏し、他に133人が北東部の他の地域で降伏し、現在、尋問されていると言いました。

 ラゴスにいるBBCのウィル・ロス(Will Ross)は、ボコ・ハラム相手の戦争で、これはかつて起きたことはないと言います。独自に確認されていないものの、ナイジェリア軍はこれを分岐点と考えていると特派員は付け加えます。

 ナイジェリア軍が指導者アブバカル・シカウが死んだと公に主張するのも初めてです。治安部隊は2009年に軍との戦闘で死亡していたと主張しました。

 ナイジェリア軍のクリス・オルコラデ将軍(General Chris Olukolade)は、ボコ・ハラムに対する最新の攻撃で死んだモハメッド・バシルはそっくりさんだったと言いました。ビデオの中でバシルは指導者のアブバカル・シカウの振りをしていたと、彼は付け加えました。しかし、ナイジェリア軍はシカウが実際に死んだ場所と日時など、いかなるデータも提供しませんでした。

 ボコ・ハラムはアラビア語で「西欧式教育を禁じる」という意味で、グループは頻繁に西欧文化の象徴である学校と大学を攻撃しました。

 ボコ・ハラムは4月にボルノ州のチボク(Chibok)で女子学生200人を誘拐しました。人権団体「Human Rights Watch」は、今年この地域で民間人2,000人が死んだと言います。


 記事は一部を紹介しました。

 意外な展開に驚きました。テロ組織が壊滅されることは希にありますが、多くはありません。単純に攻勢がうまく行き、組織事殲滅できたということでしょう。あとは、この組織の生き残りや別の組織がテロ活動を再開することを防ぐことです。

 参考のために、攻勢が成功した理由を知りたいところです。


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