アル・ヌスラ戦線がシリア政府派民兵により撃退
alarabiya.netによれば、シリアのアルカイダ傘下組織、アル・ヌスラ戦線とその他のスンニ派民兵はシリア北部のシーア派の村2ヶ所に夜襲をかけましたが、追い返されたと、金曜日に両者の活動家と監視団体が言いました。
人権団体「the Syrian Observatory for Human Rights」によると、民兵たちは短時間、はアレッポ市北部のザーラ(Zahra・kmzファイルはこちら)の南部、ヌブラ(Nubl・kmzファイルはこちら)近くの建物を支配できました。戦車を使う民兵は、シリア軍参加の民兵、国家防衛隊(the National Defense Forc)によって両方の地域から押し戻されました。
政府派の活動家は、村近くの溝の中のアル・ヌスラ戦線戦闘員の死体とする写真をソーシャルメディアに発表しました。写真の信憑性は確認できませんでした。
この衝突は国営通信社SANA上では報じられず、情報省は金曜日に直ちにコメントを出しませんでした。
両方の街は反政府軍により長い間包囲されていました。シリア軍は補給品を村に投下するためにヘリコプターを使いました。
記事は一部を紹介しました。
ザーラとヌブラはアレッポから北へ向かう幹線道路214号線に近く、交通の要所といえます。シリア北部の大半は反政府派が支配したといわれていますが、最近は戦況に関する情報が少なく、詳細は分かりませんでした。しかし、未だにパッチワークのように両者の勢力が入り交じっていることが、この記事で窺い知れます。
シリア内戦本来の反政府派と政府軍の情報が欲しいのですが、本当に少なくなっています。戦いが起きていないわけはなく、海外メディアの尽力を期待します。
フランスの新聞社銃撃とその後の人質事件は、人質数人が死亡するという結果でした。気になるのは、人質がどの段階で殺されたかです。警察の突入の是非は、それによって評価できるでしょう。
追加します。スーパーマーケット突入時の映像を見ると、人質らしい人一人が足を出入口に向けて、床に倒れているのが見えますから、突入前にすでに人質が殺されていた可能性があると分かりました。詳細はフランス政府の発表を待ちたいと思います。
また、事件のきっかけとなった風刺漫画を見ると、ムハンマドやコーランを侮辱する内容でした。権力を批判すべき風刺漫画が、フランスで立場が弱いイスラム教徒を馬鹿にした内容なのです。これでは無用な怒りをかい、事件を誘発したと言わざるを得ません。フランス人の傲慢が事件の背後にある可能性も指摘すべきです。表現の自由だけでなく、信仰の自由も守られなければなりません。
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