トルコが本格的難民支援を実行中

2015.1.13


 alarabiya.netによれば、トルコはの内務省と首相府防災危機管理庁(AFAD)は、約3,000人のシリア難民を冬季キャンプに映した後、約150万人のシリア難民に生体認証IDを提供しました。

 120万人のシリア人を難民登録したとニューマン・カートルムス副首相(Deputy Prime Minister Numan Kurtulmus)が言った後で、AFADの新しい数字が発表されました。

 IDには、難民への支援の提供、求人、教育、社会的機会に使われる指紋と個人データが記録されています。データベースは犯罪活動に関与している者を特定するためにも用いられます。

 AFADは、トルコはシリア難民170万人を受け入れており、その230,000人は学校やスーパーマーケット、映画館にも出入りできる難民キャンプにいます。

 AFADは現在、35,000人を収容するキャンプをシャンルウルファ・シュリュジュ地区(Şanlıurfa's Suruç)に、15,000人のキャンプをマーディンズ・レリク地区(Mardin's Derik)に建設しています。これらのキャンプは現在のものに加えて、今月末までに稼働する予定です。

 トルコは「共に生きる(living together)」と名付けられた、難民の大半が帰国しないと仮定した社会プログラムを開始する予定です。


 難民支援は一時的なものではなく、トルコは永続的に彼らの面倒をみるつもりなのです。

 反面、気になるのは、こうした準備がまったくない日本の態勢です。島国で、他国から隔絶した環境であり、近年の大規模災害による被災者の支援にばかり目が行くためか、あるいは外国人排斥のブームに乗ったのか、戦争難民に対する認識は低いままです。

 北朝鮮が崩壊した場合、その一部は日本に流れ着くかも知れませんが、大半は韓国に逃げ込むでしょう。そんな予測から、どのように難民支援をすべきかについて、日本人は考えようとしません。

 日本政府はトルコの難民支援を調査し、その実態を知っておくべきでしょう。

 


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