レバノンがイスラム国の侵入に対処中

2015.1.5


 alarabiya.netによれば、シリア・レバノン国境のカラモウン山脈(the Qalamoun mountains)に潜伏するalarabiya.netによれば、イスラム国民兵は、戦闘陣地を支援するために近くのレバノンの村を支配しようとしていると、レバノンの治安機関が言いました。

 アッバス・イブラヒム少将(Major General Abbas Ibrahim)は、過激派民兵がカラモウン山脈付近のレバノン領域を占領するのを防ぐために、レバノン軍が高度の警戒態勢にあると言いました。こうした越境侵略は1975〜1990年に内戦を経験したレバノンが隣国シリアでさらなる紛争に引き込まれるという懸念を増します。

 4年前に戦争が起きてから、シリアからの戦闘は一定の間隔でレバノンへ広がりました。2014年、イスラム国とシリアのアルカイダは国境町のアーサル(Arsal)を攻撃して、レバノン兵を捕虜にしました。イスラム国とつながりがある民兵を含むガンマンもトリポリで軍と衝突しました。

 イブラヒム少将は、イスラム国が最近、シリアでの作戦を支援するために国境の領域を平定するために、カラモウン山脈で兵士の数を増やしたと言いました。「イスラム国はカラモウンを支配しようとはしていませんが、彼らはカラモウン地域に接触する村を支配することで、地域の中で彼らの背後を守りたいのです。「レバノン軍と治安部隊は完全な警戒態勢にあります」。

 イブラヒム少将はイスラム国がカラモウンで支配的な武装グループになったと言いました。「ここ最近で、新しい戦闘員約700人が忠誠を誓い、彼らはいまや1,000人以上となりました」。

 スンニ派イスラム民兵(イスラム国)はレバノンのシーア派民兵組織ヒズボラの拠点を2014年に数回攻撃しました。ヒズボラは数千人の戦闘員をアサド大統領側に送りました。

 レバノンの軍指揮官はイスラム国とアル・ヌスラ戦線のような民兵グループを取り上げ、11月にレバノンが地域全体で最も危険なテロリスト計画に直面していると警告しました。

 国境付近のレバノン住民は、彼らは家を守るために武器を取る準備ができていると言いました。

 6月に自爆攻撃を危うく逃れたイブラヒム少将は、治安機関は全土にわたる広範な保安捜査で多くの民兵を逮捕し、すべてを公表していない作戦で戦闘員のネットワークを解体したと言いました。


 記事は一部を紹介しました。

 以前はシリアの反政府派とシリア軍がカラモウン山脈で戦っていましたが、いまやイスラム国がそのレバノン側に侵入しようとしています。

 カラモウン山脈の尾根がシリア・レバノン国境になっている部分が多く、高いところでは標高2000mを越えます。シリア国内の作戦を支えるには、あまり有利な場所でもないように思えます。そのため、あまり大きなもんだにはならないかもしれません。

 時間がないので、これくらいにします。

 


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